シンガポール島内で引越しするなら！事前に知っておきたい、やっておきたいこと

オーナーさん

シンガポールでは間に入ってもらうエージェントだけでなく、家主であるオーナーさんの存在はとても大事！水漏れや備え付け家電の故障など、何かあった時にすぐに対応していただけるか（業者さん手配してくれるか）は大きいもの。シンガポールでの引っ越しは、下見時に住人がいる状態で見せてもらうことが多いと思いますが、管理会社や住人などから対応の早さなど情報収集をしておくのも手です。

例えば、一部家具付きの住居であれば、予算を決めてもらって追加家具を借主で代理購入することがあります。こういう時にも、その対応が早いかで暮らしやすさは変わります。また、入居してすぐに壊れてしまった据え付けの家電製品の対応なども、オーナーさんの協力なしにはできません。

騒音チェック

特に在宅勤務の人が気を付けたいのが、日中の音。車の出入りの音に加え、コンドの下見の際には、共同スペース（ジム・プール・プレイグランド・バーベキューピット）との自分の部屋の近さを見ておくとイメージしやすいでしょう。また、広いベランダがある間取りでは、外で夜まで賑やかに食事をする人も。隣人とのベランダの距離も、チェックしておくと安心ですね。

水回り・ベランダ・壁や床

水回りならキッチンの清潔さや配置、また高層階ではトイレが流れにくいことがあるので、下見時に聞いておくのがよいでしょう。前が壁ではないアイランド型のキッチンやシンクはぱっと見はおしゃれですが、リビングの真ん中にある場合は常に来客にも目に見えるのでキレイに保つ必要があります。

ベランダも要注意。近くの観葉植物（高層階でも植木を植えていたり、ガーデニングが趣味の隣人がいたりします）の葉が強風で入りやすい場所かどうかも見ておきましょう。水はけがよくないと、虫が発生しやすくなります（シンガポールではデング熱の恐れのあるため害虫駆除にとても敏感です）。他には床や壁の傷もチェック。お子さんがいる人は特に、とても傷がつきやすい場所があったりしないか、見ておくといいですね。実際に退去・入居するタイミングで、傷や汚れは証拠として自分で写真を撮ると思いますが、下見の段階でも見ておきましょう。

シャワーブースとトイレの位置や導線

シンガポールは比較的、機能性よりもデザイン性重視の傾向が。シャワーブースの水よけのガラスが全面にないことも。日本でおなじみのビジネスホテルのユニットバスのような配置のものが多いと思いますが、トビラがあればOKですが、ない場合は入浴時に水がどこに飛ぶのかのチェックは大切（そうでないと、全面水浸しに…）。また洗濯機置き場に壁や窓がなく、半分外（ベランダ）置きにするところも。大雨が降ったらどうなるか…ここは想像力をたくましく！

エアコン

シンガポール生活では欠かせないエアコン。年数回メンテナンスチェックが必須なので、はじめに台数のチェックと、エアコンクリーニング費用はオーナーと借主のどちらが持つか、確認しておきましょう。メンテナンス日時などの予約は自分で入れるところがほとんどですので、忘れないように。また、まれに水漏れすることがあるので、エアコンの直下には家電製品を置かないほうが安心。

その他備品の修理時の費用

冷蔵庫や洗濯機、オーブンなど備え付けの電化製品、エアコンの水漏れ、家具の摩耗、排水管のつまりなど、備品全般は使っているうちにどうしても壊れることもあります。入居してすぐに見つけた故障の修理費はオーナーさんもちが多いと思いますが、申請の期日があるので必ず細かくチェック。以降は基本借主が払うことが多いと思いますが、修理費用をどちらが持つかは契約書をきちんと読みましょう。退去時のカーテンクリーニングの費用なども要確認です。修理代のレシートはきちんとファイルに保管し、同時にスマホで写真も撮っておくと安全です。

終わりに

引越しは、家事・育児・仕事などをしながらやるので、時間がかかって大変だし、何度下見をしても、どうしても確認しきれないことや引越後に起こるトラブルは何かしらあるもの。ですが、住む場所を変えて初めてわかる、楽しさや便利さ、見える景色があります。住み慣れれば最初の心配もどこへやら…ということも。ぜひ、あまり構えすぎず、せっかくのお引越し、あれこれ楽しく下見して、最後は決める！という意識でやってみてくださいね。