【LIFEコラム】シンガポールでカビ対策・お掃除・お家メンテナンス
最近雨が多いですね。高温多湿のシンガポール、カビに関する話題は絶えません。棚の後ろ、クローゼットの奥、カゴや布を使ったインテリア、スーツ、革靴など、1度はカビを発生させてしまった人も多いでしょう(あるいは全部?!)。年末の大掃除の習慣はありませんが、晴れた日にお掃除日を作ってカビ対策・メンテナンスをしておくと、気持ちよく年末年始が過ごせそうですね。
カビやすい場所をチェック
クローゼットは、数カ月に1度、お天気の良い日に服をいったん全部出して、横だけでなく奥もふき、よく乾燥してから洋服をしまうと効果的。冬服など湿気を吸いやすいものは、生活雑貨店などで販売している洋服用の真空パックを使うのも◎。衣装ケースの中にしまうものは必ず除湿剤を。ちなみにハンガーにかけて戻すとき、隣り合う洋服の色を揃えておくと、洋服選びがしやすくなります。
ソファと一緒に置かれることの多い、ローテーブルも盲点。実は裏側にもカビが生えるのです(体験談)!定期的に裏もチェックして、汚れをふき取り、向きを変えて風通しの良い場所に移動させましょう。
また、日本から革靴を大量に持ってきた人は要注意。結局サンダルばかり履いていて、別の靴をいざ履こうとしたらカビが生えていたというのはよく聞く話ですね。日本の梅雨対策でも同じですが、靴箱の扉を開けて空気を入れ替え、乾燥剤を入れ替えたり、靴を出したりして乾燥させましょう。汚れがついたまま、空気をこもらせないことが大事です。
床の傷予防グッズ
デザイン性のため、繊細で細め脚の家具が多いシンガポール。直に床に置くのは擦り傷ができるので避けたいところ。
IKEAのKOLON(floor protector)は透明のプロテクター。スタッフはキャスター式の家具の下にこれを敷いて、転がすときに傷をつけないようにしています。
椅子用の足カバー(布製で、日系雑貨店で色やサイズも様々揃っています)もオススメ。
IKEAのFIXA(Stick-on floor protectors)は家具の足の裏に貼り付けるタイプ。シールになっています。
床掃除
特に、日本ではあまりなじみのないコンドミニアム等の大理石の床は、意外に繊細で扱いには要注意。
大理石は細かい穴が多数含まれるので、ワインやコーヒーなどの飲み物のシミ、殺虫剤の液などを放置すると跡が残り、なかなか落ちません。まずは汚れをつけないことと、すぐふき取ること。専用の洗浄液がスーパーなどにあるので事前にチェックしておくとよいでしょう。一般的には、Marble Color Removerの名称で売っています。種類は様々ありますが、薬剤との相性があるので、先に目立たないところでテストしてから本番に使うのが無難です。ひどい汚れは放置せず、専門業者に頼む方がよいでしょう(下手に汚れをひどくしてしまうと後が大変です)。
水回り
常夏のシンガポールで、キッチン・トイレ・洗面所でキレイを保つのはとにかく「水を残さない」「風を通す」こと。家の中でもあちこち水たまりを放置するとカビ、匂い、汚れの原因になります。洗面台が濡れたら乾いた布でさっと拭きましょう。キッチンには日本のような生ごみ受けがシンクにないところもあると思いますが、生ごみは水をよく切って小さい袋に入れてこまめに捨て、食器やお鍋の油汚れもそのまま洗わずにキッチンペーパーで吸い込ませてから洗いましょう。キッチン台の上の油汚れは変色の原因になることもあるので注意。小さい汚れはメラニンスポンジの活用もよいですが、通常のスポンジとは異なるので使い方はよく読んでご利用ください。洗剤類ならDettolがラインナップが充実。
また、ヘルパーさん用の部屋があるお家で、特に使っていない場合も、定期的に洗面所やトイレの水を流すようにしましょう。
エアコンメンテナンス
基本の定期メンテナンスは外部業者に頼むのに加え、マイナーなメンテナンスなら専用のスプレーも便利です。写真のJapan Earth Air Conditioner Cleaning Spray は、ネットあるいは日系雑貨店で購入可能。スプレーし、10分ほど置くと汚れが落ちるタイプ。清潔な香り。
その他のTips
編集スタッフが日々重宝しているのは、コーヒーや茶葉の出がらし。コーヒーの出がらしは、十分に乾かしてからお茶出し用のフィルターバッグに入れて水回りの消臭に使ったり、乾いた茶葉は生ごみを捨てるときに一緒に入れたりすると、消臭効果が期待できます。
お掃除の後のリラックスタイムで飲んだお茶も、活用するっていいですね!
いかがでしたか? 今年の汚れは早めにとっておき、年末年始を気持ちよく過ごしましょう。
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マンゴ編集部
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