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パパと息子のシンガポール絵日記 vol.13

「シンガポールで主夫」YouTube出演の反響

今月は特別に「主夫」についてのお話です。

先日シンガポールで活躍する日本人YouTuber「ジブおじさん(Ghib Ojisan)」の動画に出演、主夫の話をしました。ローカルに超人気のジブおじさん。日本人、ローカルの友人たちから多くの連絡があり、動画のコメント欄にも多くの反響をいただきました。

そこで、「シンガポールにおいて主夫はどのくらい浸透しているのか?」について思い巡らせてみたのです。

まず実感として、シンガポールでは子どもを送り迎えする男性の姿や、日中のスーパーマーケ ットで買い物をする男性は当たり前のように目にします。そのおかげで客観的にみても特別目立 っている感覚は無く、非常に生活がし易い国だと思います。

ところが、ローカルの皆さんの反応は意外なものでした。

主に女性からのコメントでは「主夫という選択では容易ではなく、敬意を表したい。」との意見が多かったのはまあ想定通り。でも「シンガポールでも主夫はレア」「実際会ったことはない」「欧米ではより一般的である」と言った意見も多くありました。男性からは「家庭での威厳が保てず、理解できない」というコメントもあり、この国でも概ね主夫という存在は新鮮なものとして受け取られたようです。そもそも子どもがいても夫婦共働きが普通。祖父母や親戚が近隣に住んでいたり、ヘルパーにも頼れるシンガポール人の社会では主夫という選択肢は一般的ではないのも頷けます。

珍しい存在ではあるものの、様々な国籍や人種が共存するこの国では、「主夫」という生き方も多様性の一つとしてその中に溶け込み、暮らしやすいのは間違いありません。

Official Blogger 福島裕樹

2020年12月に妻の海外赴任を機に、会社員を辞め、2歳と3歳の年子男児を連れて来星。子どもたちが異国の言葉や文化をどんな風に理解していくのか楽しみです。好きな言葉は「今日という日は、残りの人生の最初の日である」。ここでのワクワクする日々の出会いや、チャレンジ、気付いたことなどを少しずつお届けしていければと思います。 誌面&WEBでコラム「パパと息子のシンガポール絵日記」連載中!併せて、@hiroki_fukushima81(個人インスタ)や https://anchor.fm/fukkusencyo (ポッドキャスト)もチェックを

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