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パパと息子のシンガポール絵日記 vol.14

子どものヘアカット、どうしてる?

子どもたちはどういうきっかけでヘアスタイルに関心を持つようになるのでしょう?

まだ日本にいた頃、当時2,3歳の息子たちは、近所のモールにある子供用の10分カットのお店で散髪していました。その間にじっとして居られない彼らに手持ちのスマホで大好きな「トーマス」や「しまじろう」を観せれば簡単に乗り越えられました。ところがどういうわけか、シンガポールに来てからはパタリと行きたがらなくなってしまったのです。とは言え伸ばしっぱなしというわけにもいかないので、代わりに僕が自宅で切ってあげていました。僕はその散らかった髪の後始末が終わる頃にはもう腰がパンパンになりしんどいはしんどいのです。しかし、仕上がりを妻や周囲の友人が褒めてくれたりするので、それはそれで悪い気もせず、最初はハサミだけだった工具も、最終的にはバリカンも導入してそれなりに“ごっこ”を楽しんでいました。

そんな中、ついに自宅近くの洒落たキッズカット床屋さんでカットしてもらうことに成功したのです。 “キッズ”を謳っているだけあり、各席にタブレットが設置され、我が子が大好きな動画が見放題。これまでずっと外でカットすることを拒んでいた長男も、カタログから自分の希望のスタイルを注文。仕上がりも素晴らしかったため、母親からはベタ褒めされ、周りのスタッフにも煽てられ、かなり気分を良くして帰ってきました。自分好みのスタイルを注文して、動画を観て時間を過ごすだけで、気づけば周囲の大人たちにベタ褒めされるというこのステキ体験はきっと病みつきになったことでしょう。
これでそれなりに楽しかった私の“ごっこ”がなくなってしまうと思うと、それはそれで少し寂しい気もしますが。

Official Blogger 福島裕樹

2020年12月に妻の海外赴任を機に、会社員を辞め、2歳と3歳の年子男児を連れて来星。子どもたちが異国の言葉や文化をどんな風に理解していくのか楽しみです。好きな言葉は「今日という日は、残りの人生の最初の日である」。ここでのワクワクする日々の出会いや、チャレンジ、気付いたことなどを少しずつお届けしていければと思います。 誌面&WEBでコラム「パパと息子のシンガポール絵日記」連載中!併せて、@hiroki_fukushima81(個人インスタ)や https://anchor.fm/fukkusencyo (ポッドキャスト)もチェックを

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