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今回は、出会えたらラッキー!なPasar malamについて。MRTウッドランズ駅に大きなPasar malamが来ているようですよ。
しかしPasar malamとは…?
美味しいもの、掘り出し物、珍しいもの、ディープな楽しみができるかも!
MRTウッドランズ駅近くでPasar malam開催中!今回は2024年11月12日まで
ウッドランズMRT近くにPasae malamが帰ってきた。2024年11月12日までの開催。
前回は2024年9月に同じ場所で開催された。
今回のPasae malamでは、よりバラエティ豊かなフードや物品販売が提供され、ゲームなどのエンターテイメントも追加されている。
屋内席と屋外席の両方があり。
提供されているフードの例は、
・ブルーパドルポップ・クナファ($14)
とろけたチーズをカリカリの青いクナファで包み、パドルポップアイスクリームを思わせる甘いソースをかけた一品。
(注:クナファとは小麦粉で作った細麺状の生地を使った中東のお菓子のこと。下層はクリームチーズ、上層ははちみつがかかった極細のヌードルになっていることが一般的。)
・スイカとライチのデザート($13)
スイカ丸ごと1個の中でスイカの身と、更に甘さを加えるためにライチを混ぜたもの。
・スマッシュド・ビーフ・バーガー・モザ($9.50)
牛肉をグリルの上で更に薄くし、カリカリの食感に仕上げたもの。
参照:https://mothership.sg/2024/10/pasar-malam-near-woodlands-mrt-returns/
(翻訳・要約 山口)
Pasar malam とは?
Pasar malam(パサー・マラム、短くパサマラと呼ばれます)は、マレー語でPasarは市場、Malamは夜のこと。つまり「夜市」です。
マレーシアやインドネシア、シンガポールで不定期に開催されています。なので出会えたらラッキーかも!
HDBが集まっているところや、郊外のMRTの駅前の広場などで開催されることが多く、日本人の多くすむリバーバリーエリアなどではなかなかないかもしれません。
なので、内容はローカル感満載です。
定番はフカヒレスープと、ラムリーバーガーというマレーシアの会社が作るハラルのハンバーガー。他にはその時々の流行に従った揚げ物やデザートなどの屋台が出ています。ニュースに出たクナファなどはまさに今の流行りものという感じですね。
輪投げなどのお祭りならではのゲームや、格安の服、バッグ、財布などの日用雑貨などもあります。
夕方から夜にかけて開催され、お腹が空いている時にMRTの駅を出るとつい寄りたくなってしまいます。
Pasar malamは地元のイベント管理団体や小規模事業者によって開催され、屋台にはライセンスの取得が義務付けられています。
とはいえ、ショッピングモールのフードコートやセントラルエリアの整備されたホーカーと比べると、ローカル感がかなり強め。今回のニュースで紹介されているウッドランズのPasar malamはかなり大規模で綺麗に整っている感じがしますが、もっと小規模のPasar malamでは日本人の食の衛生観念で見ると少し躊躇ってしまう屋台があることもあるので、おおらかな気持ちで楽しむことが大事かも?
また、ニュース中のフードは$10を超えているものが多くありますが、もっとローカルなところではHDBのホーカーとあまり変わらない値段で買えるものがたくさんあります。
ディープな魅力の楽しめるPasar malam、日本のお祭りと違って季節に沿って開催されるわけではありません。
見かけたらぜひ、昔から地元の人たちを楽しませているPasar malamを体験してみてください。
この記事を書いた人 | マンゴスティン編集部・山口
シンガポールに8年居住後、マンゴスティン倶楽部で編集を担当。国際結婚やローカルな生活の経験を活かし、翻訳やライティングも行っています。現地で生活した視点から、シンガポールのニュースを読み解いていきたいと思います。