「日本の優れたものを世界に届けたい」という想いを実現!英語スキル+アルファを掛け合わせて、初参入の海外ビジネスで新規事業立ち上げを成功させた秘密を大公開!
起業・副業で多数の実績を持つSlinky社のコンサルタント、田中大輔による連載コラム。シンガポールで起業を考えている方だけでなく、海外での起業・副業を考えているすべての人に必読の教科書です!
■海外在住者ならではのお悩み…
こんにちは、田中です。
6月になりましたね。お子様の学校がお休みになって、久しぶりの日本帰国という方も多いのではないでしょうか。
2022年も半分の折り返しを迎えますが、年初に立てた目標など、振り返ってみて、いかがですか?
こちらのコラムでは、ビジネス初心者のあなたでも直ぐに取り入れられる、新しく副業や起業を始めるための第一歩を、実例をもとに詳しくご紹介していますので、ぜひ、読まれたあとは、1つでも取り入れて、行動に移してみてくださいね。
今回で9回目になりますが、今までの内容を読まれていない方もコチラからどうぞ!
あなたも、ご自身についてのご相談で大丈夫ですので、こちらからお寄せください。
slinky@slinkygroup.com
さて、今までいただいた質問としては、
「海外在住のメリットを活かしたビジネスを立ち上げたい!」
「得意な英語を活かせる仕事をしたい」
「海外からでもできる副業って何がオススメか教えてください」
などなど…
お読み頂いているあなたと同様に、海外在住者ならではの想いやお悩み、本当にたくさんいただいてきました。
今回ご紹介するのは「日本の優れたものを世界に届けたい」「大好きな海外とのビジネスを立ち上げたい」という想いを、得意の英語スキル+アルファを掛け合わせて、ゼロから海外向け新規ビジネス立ち上げに成功した受講生さんが、どういったプロセスをたどったのか、その秘密を大公開しちゃいます。
■ 話題のクラウドファンディング(クラファン)って?
その前に、「クラウドファンディング」(クラファン)について、ここで少しだけご紹介します。
あなたが商品やサービスを、仕入れたりはじめたりする前に、先にネット上で興味がある人を募っておいて、一定数以上を集めることができたら、そこからはじめて、仕入れたり、正式にスタートすることが可能な、テストマーケティングには最適な手法です。
日本では、READYFOR、Makuake、GREEN FUNDING、CAMPFIREなどが主流のプラットフォームです。
クラファン発祥の地である米国では、Indiegogo や Kickstarter というサイトがメインで、規模は日本の10倍以上ですが、言語や現地でのマーケティングなど、日本から参加するには、ハードルが高いのが現状です。
このような背景を踏まえつつ、紹介していきましょう。
ケース9:「ゼロから海外向けクラウドファンディング支援事業の立ち上げに成功」伊藤 孝明さんの場合
伊藤さんはもともと映像制作事業をされていましたが、その前には日米貿易商社でバイヤーも経験されていた方でした。
伊藤さん:Slinkyさんのコンサルを受ける以前から、映像制作事業をしていたのですが、集客に困っていました。また、映像制作の受注・製作だけだとリソースが取られるばかりで、拡大しづらいというのが悩みで、定期的にお客さんを獲得できるようなビジネスモデルを探したいと考えていました。
映像制作の前は、日米貿易商社でバイヤーをしていたのですが、その仕事を通じて、日本のメーカーさんと世界のユーザーさんをつなぐことによって双方から大きな感謝をえることができました。
そんな経験から「MADE IN JAPANの素晴らしさをもっと世界に広げていきたい」と思っていました。
そんな想いを初回の面談でお話ししたところ、過去の知見と現在のリソースを使って何かできないか、という提案をいただきました。
その提案を掘り下げる中で「海外のクラウドファンディングに出展したいけど英語や仕組みの壁がある人向けに、支援する事業が面白いのではないか?」というアイデアをいただきました。
それまでバイヤーと映像制作というクリエイティブに関連性を感じていなかったのですが、講師の方と話をする中ですんなりと1つの事業に集約されていったんです。
映像制作は自社でできますし、その部分を成果報酬型にすることで絶対に注目されるはずだ!という思いで、まずテストから始めることになりました。
■早速メールを出してみると…
伊藤さん:面談の翌日、持っていた見込み客リストに米国クラウドファンディング支援事業のメールを流しました。
すると、そこから15〜20%ほど問い合わせが返ってきたので、すぐに事業の詳細を取りまとめ、最終的に成約を9件も取ることができました。
この速い展開には正直、驚きました。
現在は映像製作から発送対応までトータルサービスでやっているので、マーケティング施策などはその都度調べながら…というスピード感です(笑)
売り上げとしては、380万円を超えるものも生まれましたが、現在準備中のプロジェクトも公開が控えており、さらに拡大していきたいと考えています。
今後の目標は、「300の Made in Japanの優れた商品を海外に広げる」ということです。
【田中コンサルの目👀】ビジネスを成功させるには、好きや得意をベースに+アルファで!
海外在住されている方は、英語が得意な方も多いと思います。それ自体は素晴らしいことですが、ビジネスアイデアを考える場合、どうしても、得意の英語を活かしたいあまり、マーケットの需要やライバルとのポジショニングを見失って、うまくいかないケースがよくあります。
想いが強すぎて、いわゆる自分の「好き」や「得意」を押し売りしてしまっている状態ですね。
ですが伊藤さんの場合は、まず先に英語が得意 × 海外でのバイヤー経験 × 映像制作スキルを掛け合わせることで、独自のポジショニングを確立でき、ビジネスの立ち上げに成功できました。
さらに「日本の優れたモノを海外に伝えたい、その架け橋となりたい」という強い想いも合わさり、成果を出せたのです。
■リスク回避しやすい「成果報酬型」でシェアを拡大
そしてもうひとつ、大きな成功要因は「成果報酬型」で新規市場に参入して、シェアを拡大していったことです。
お客さん側にとったら、成果が出なければ支払いが発生しないのでリスクはないですし、新規参入する側にとっても、実績や知名度がない状態でも、仕事を請けやすくなります。
もちろん成果が出なければ、支払われないというリスクはありますが、実際に仕事を受けて経験を積むことができたり、新規参入の広告費を考えれば、非常に意味のあるコストだと思います。
そして、伊藤さんのように実績が出てくれば信用度も上がるので、初回のデポジットを有料にしていくなどの形に移行していくことで、スムーズに収益化が図れる理想的なステップだと言えます。
実際に伊藤さんは、実績も多数できてきたので、現在は成果報酬型から、初期費用は有料へ移行し、日本トップクラスの繊維メーカーとのコラボレーションなど、さらに取引を拡大されています。
※伊藤さんの詳しい支援実績はコチラをチェック!
■最後に
海外にいるからこそできるビジネスを、というときについ陥りがちな、自分の好きや得意の押し売りではなくて、客観的な目をもって、いくつかの要素の掛け合わせた独自の独自のポジショニングを確立、そこからリスクの少ない方法で徐々に広げていく、というのが理想ですね。
あなたも新規ビジネスに参入される場合は、「英語+アルファ」「成果報酬型」など、伊藤さんのケースから、アイデアを取り入れてみてください。
📘英語 +アルファで海外ビジネスを成功させる秘訣を徹底解説!!詳しくはこちらの動画でご紹介していますのでご覧ください!
早速詳しく知りたい方は、こちらよりご覧ください。
次回はどんな先輩受講生が登場するでしょう…? お楽しみに!
田中大輔(たなかだいすけ)
SLINKY PTE. LTD. 代表取締役
年間180件以上の起業・副業相談をこなす現役コンサルタント。東証一部上場企業の商社部門において、10年以上にわたり、東南アジア、中国、インドでの新規事業を立ち上げ。手腕を買われ、初代シンガポール支店長として赴任、その間も副業を多数経験し収益を上げる。
44歳でシンガポールで独立起業。副業から起業へつなげるノウハウを教える学校、英会話等の講座を運営する傍ら、日系企業の海外進出サポートなども手がけ、年商5億円規模に成長。現在は時間的に自由な働き方で、十分な収入を手に入れる生活を実現。家族との時間を大切にし、娘たちの教育にも関わっている。さらなる目的達成に向け、自身の新規事業も積極展開中。
アクセス:176 Orchard Road, #05-05, The Centrepoint(S)238843
公式サイト:https://slinkygroup.com/
[Mail] slinky@slinkygroup.com
電話:8281-9020(田中)