ITサポートのプロ集団、Kawatecによるコラム。第13回目となる今回は、シンガポールでWi-Fiの電波が弱い・届かない時の解決方法をご紹介します。
家でWi-Fiを利用中にこんなことでお困りではないでしょうか?
✔ 特定の部屋だけWi-Fiがつながらない。
✔ 自分の部屋でスマートフォンやパソコンをWi-Fiに接続しているが読み込みが遅い。
✔ 壁やドアが電波を妨害してWi-Fiの電波が弱い。
✔ Wi-Fiルーターを買い替えたのにWi-Fi環境が改善しない。
今回はメッシュWi-Fiと電力線通信アダプターを用いたWi-Fi環境の改善方法をご紹介します。
メッシュ(Mesh)Wi-Fiとは?
最近シンガポールでも「メッシュWi-Fi」という単語をよく耳にすることが増えてきたかと思います。
メッシュWi-Fiの「メッシュ」とは、「網の目」という意味です。部屋の中にメッシュWi-Fi対応の無線ルーターとサテライトと呼ばれる複数の専用中継器を設置することで、メッシュWi-Fiの機器同士が相互に補完し合い、Wi-Fiの電波が網の目(メッシュ)のように張り巡られて、Wi-Fiの電波を家の隅々まで行き渡らせることが出来るようになります。
メッシュWi-Fiはシンガポールでも2018年あたりから家庭用として使われるようになっており、Singtelなどの大手インターネットプロバイダでも通常のインターネットプランのオプションとして、追加でメッシュWi-Fiを使用できるサービスが提供されています。
今後は家庭内のWi-Fi拡張方法として、メッシュWi-Fi機器が主流になっていくと予想されます。
実際のメッシュWi-Fiの設置イメージ
上記のような3階建ての家をイメージした場合、親機となるメインルーターは1階の光インターネット終端装置に接続します。この場合、2階や3階では電波が弱い、もしくは届かないという問題が発生してしまいます。
そのため、メッシュWi-Fiを構築するために2階と3階の部屋にサテライトルータをそれぞれ1台設置します。この3台のルーターがお互いに連携して大きなWi-Fiゾーンを作り出し、電波が届く範囲が広がることで2階と3階でもWi-Fi環境が安定します。
ただ、導入するサテライトルータの数は部屋の構造や大きさ、壁の材質などによって変わりますので、適切な台数を選ぶ必要があります。
電力線通信アダプターとは?
Wi-Fiの電波環境を改善する方法に、メッシュWi-Fiとは別に電力線通信アダプターを用いる方法があります。
電力線通信アダプターとは、既に張り巡らされている電力線(屋内電気配線)を利用してネットワークを構築する方法です。設定は簡単で、下記の様に親機をメインルーターとコンセントに繋ぎ、子機をWi-Fiの電波が届かない部屋のコンセントに挿すだけで、簡単にWi-Fiを拡張構築できます。
電力線を通してネットワークが構築され、親機だけでなく子機からもWi-Fiの電波を受信することができます。そのため、離れた部屋でも強力なWi-Fiの電波を受信できます。
シンガポールでWi-Fiの電波を改善する方法
Kawatecはシンガポールでインターネット環境のトラブルシューティングや、メッシュWi-Fi・電力線通信アダプターの構築サービスを提供しています。
詳しいサービス内容については、カワテック法人営業担当の福田(ふくだ)までご連絡をお願い致します。ご相談・お見積りは無料にて承っております。
Kawatec Pte. Ltd.
2007年に設立したITサポートのプロ集団。日本を離れ、シンガポールに進出した法人様が安心して業務に打ち込める環境をサポートしたい想いで、親身なITサポートサービスを続けてきました。パソコンの導入・修理・サポート、サーバー、ネットワーク構築、LAN構築から電話回線引き込みまで、業務に欠かせないオフィスのIT環境のすべてにワンストップで対応します。