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シンガポールの虫よけ対策~グッズを使い分けして快適に #シンガポールライフあれこれ

最近、ドラッグストアでよく見かけるようになったさまざまな虫よけグッズ。理由の1つには、デング熱の発生件数が増加中していることがあるでしょう。

政府系サイトでは、デング熱発生件数・島内のデング・クラスター(Map)として随時、島内の発生状況をレポートしていますが、2022年初頭(本記事執筆時点)で急増しています。

また、デング・クラスターは、街の掲示で色分けされているのを見かけたことがある人もいると思いますが、注意すべきエリアを「赤」「黄」「緑」としていますので、遠出の際には見ておきたいものです。

(※以下は上記のデング・クラスターより抜粋)

そもそもデング熱とは?

MOH(Dengue)のサイトによりますと…

・デング熱とは、感染性の蚊に刺されて人間に感染するデング熱ウイルスによって引き起こされる病気

・症状は発熱、目の奥の痛みを伴う激しい頭痛、関節と筋肉の痛み、皮膚の発疹、吐き気や嘔吐など

・シンガポールを含む世界で流行中のデング熱ウイルス(DENV1-4)には4つの異なる血清型がある→人によっては最大4回デング熱に感染する可能性あり

・初回のデング熱の感染は、特に高齢者や既往症のある人では重篤になる可能性がある

・繰り返しデング熱に感染した場合、重度のデング熱の発生率が高くなる

など…ちょっと怖い説明がされています。

このデング熱も怖いですが、湿気や水が多い熱帯の気候で暮らすうえで、ほかの虫も含めて対策は必須です(マンションなどの住居で虫を発生させないよう管理会社が目を光らせるのもそのためです)。

植木鉢の水受けなども必ず乾燥している状態にしましょう。

シンガポールで虫よけ対策は、普段から気をつけねばならないということがわかりますね。

▼ディートとイカリジン (ピカリジン)って何?

昆虫などの虫よけ剤で、特に覚えておきたいのが「ディート(DEET)」と「イカリジン (またはピカリジン) (p)icaridin」という2つの成分の名前。

ディートの歴史は古く、第二次世界大戦中に軍用で開発されたもので、蚊など日常生活でメジャーな害虫だけでなく、ヤマビルやトコジラミ、アブなど広く害虫に効果があるそう。しかし独特のにおいがあり、人によってアレルギーなどを起したり、小さいお子さんは特に取り扱いには注意が必要とされています。一方、数年前日本でも承認されたイカリジンは、効果が発揮できる害虫の幅は狭いものの、においはなく子供への影響もなく、安心して使えるものとして広く販売されています。

 

大手ドラッグストアのguardian(How to Use Mosquito Repellents Effectively)では…

・ディートはシンガポールでは、7%から25%の範囲の濃度のスプレーまたはローションの形で入手可能 (濃度が10%以下の製品は、生後2か月の幼児や乳児に安全に使用できると考えられています)

・ピカリジンは、その化学物質がプラスチックや人工の布地にダメージを与えない利点あり。生後2カ月からの乳児にも使用OK

参)アース製薬の以下の説明もわかりやすいので参照を!

ディート  イカリジン

対策グッズを買うときには、ぜひ成分表を見て、選ぶようにしたいですね(天然成分をうたうものもあります)。

ここでは対策グッズの代表的なタイプをご紹介します。

※以下の記事の成分の説明は、今後変わることがあります。直接製品をご確認ください。

▼スプレータイプ

ゴルフ場などにも置いてあるので見たことがある人も多いはず。OFFシリーズは虫よけ専門というだけあって、用途別にさまざまなものが揃っています。リゾートへのお出かけ、お散歩やランニングに出る際、どれがよさそうか事前にチェックしておきましょう。写真はデングウイルス対策ですが、これ以外にイカリジン(ピカジリン)入りを大きく銘打ったシリーズもあります。大きいボトルは玄関などに常備するのが◎。

ドラッグストアに必ずといっていいほどある、MOZ AWAY。小さいボトルで持ち歩きしやすく、さわやかなキウイフルーツの香り。最大9時間の保護、生後2カ月以上の赤ちゃんにも使えて安心です。

他にも肌に塗るタイプなど、さまざまなものがありますのでドラッグストアでチェックしてみましょう。

▼パッチ(貼る)タイプ

TIGER BALM MOSQUITO REPELLENT PATCHは、シンガポールが誇るタイガーバーム社の商品です。服の上からシールを貼るもので、外遊びのお子さんにも重宝し、出先でも貼れるので便利です。個包装なのでお出かけグッズの中に入れておくのもいいでしょう。粘着性も強いのではがれにくいです。

▼着用するタイプ

ブレスレットタイプなら、肌がスプレーなどでべたべたしたり、パッチが途中ではがれる心配がありません。長時間持つのでリゾートなどでのお出かけでつけておくのがおススメ。(ただし日焼けには要注意!)パッケージから出すと割と強いレモングラスの香りが広がるので、食事中は手首から足首につけかえても。

▼(部屋置き)ボトルタイプ

スーパーでよく見るMos Byeは部屋に置くタイプのもの。虫よけ効果があるとされるレモングラス。香りはやや抑え目でおススメ。

 

▼来星10年以上のスタッフコメント

・雨上がりのお出かけや、セントーサ島に遊びに行くときは特に対策します。私は服に貼るパッチタイプの虫除けが好きなのですが、はがし忘れて洗濯してしまったことが!皆さんも気を付けて~!(スタッフG)

・外出では必ず、虫よけスプレーやパッチを持参します。あと、虫が好む黒い服も着ないようにしてます!部屋では、ペットを飼う前はレモングラスオイルを焚いていました(今はやっていませんが)。(スタッフKM)

いかがでしたか?

対策グッズを使い分けて、今日もアクティブに過ごしましょう!

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