起業・副業で多数の実績を持つSlinky社のコンサルタント、田中大輔による連載コラム。シンガポールで起業を考えている方だけでなく、海外での起業・副業を考えているすべての人に必読の教科書です!
■ビジネスアイデアは、儲かりそうなことが良い?あるいは自分の好きなことから?
こんにちは、田中です。いやー、もう3月ですね!
ご自身やお子様の環境が大きく変わるという方も多いのではないでしょうか。環境の変化は、今までのやり方を見直す大きなチャンスでもあります。この連載でお伝えしている様々なポイントが、あなたも変われるヒントになれれば嬉しいです!
6回目(前回はコチラ)を迎えたこのコラムですが、毎回、連載を読まれた多くの方から反響をいただいてます、ありがとうございます!
「こんなにもたくさんの方が、副業や起業に興味をお持ちなんだな…」
って、身の引き締まる想いです。これからも、もっともっと、お役に立てる情報を発信していきますので、よろしくお願いします。
あなたも、ご相談や取り上げて欲しい内容があれば、お気軽にこちらからどうぞ。
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slinky@slinkygroup.com
さて、そんなご相談の中で多くの方からいただくのが、
❓「ビジネスアイデアは、儲かりそうなことが良いですか? 自分の好きなことが良いですか?」
っていうご相談です。
「ニーズ」と「シーズ(種)」って言ったりします。
ズバリ、答えは、、どっちも大事です!!
ただ、1つ言えるのは、いくら儲かりそうとか、社会の役に立ちそう、で始めても、嫌なことなら長続きしないですよね。逆に、好きなことなら、気付いたら睡眠時間を忘れてしまうほど、夢中になれたりします。
恐らく、読まれている方の多くは、本業以外に新たなビジネスにチャレンジしたい方だと思いますので、せっかくなら自分が好きなことを活かせた方が良いですよね。
ただ、単に好きなことをするだけなら「趣味」で終わってしまいますので、ビジネスとして収益を上げていくために不可欠なのは「集客」です。お客さんが来なければ、どんなビジネスも成り立ちません。
今回は、パートでお仕事をされながら、長年の念願だった料理教室をゼロから立ち上げて、初集客でほぼ満員御礼。その後も入会待ちが絶えない人気講座に成長させた方法に迫ります!
ケース6:「主婦がゼロから立ち上げた料理教室の初集客でほぼ満員!予約待ちが絶えない人気講座へ成長中」中島直子さんの場合
「好きを仕事に」って、憧れますよね。自分の好きな事でお金儲けして生きていけるって理想的な人生だと思います。
「そんなに甘くないよ…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、本業ではしっかりと収入を得ておいて、逆に副業だからこそ、チャレンジしやすいんです。もし、失敗しても、本業に戻れば良いだけですからね^^
その際に重要になってくるのが、本業や生活費に影響を及ぼすような「致命傷」を負わないように始める事です。
今回ご登場の中島さんも、パートのお仕事をされながら、テストマーケティングからスタート。いきなり教室を構えるのはリスクなので、場所は貸し出しスペース、事前にかけた費用はチラシ代のみです。
多くのコンサル生もそうですが、ゼロからビジネスを立ち上げる際に、立ちはだかるのが「集客」の壁です。ただ、しっかりとしたフレームワークに当てはめていけば、難しいことではないんです。
■ まずは基本のフレームワークの1つ「誰に」「どこで」「どんな」を明確に
この3つを設定するにあたり、中島さんの場合、「誰に」は、薬膳を中心にした料理教室なので「健康に不安を抱える50〜60代」をターゲットに、「どこで」は「新聞の折込チラシ」にしました。
もし、ターゲット層が、30代ならWeb広告やSNSなども有効ですね(シンガポール島内なら、もちろん「マンゴスティン倶楽部」です^^)。
そして続く「どんな」は、ライバルと比較して「どういったポジショニングで訴求していくか?」になります。
■ 競合他社をご自身でも分析
実は、中島さんの地域では、大手のクッキングスタジオさんをはじめ、いくつかの料理教室が既にありました。調査のために、中島さんも実際に受講してみたところ、記念日やエンターテイメント性を重視した調理法を教えていました。
そこで、中島さんは「薬膳の知識を取り入れて、食から健康的な生活、簡単に家で作れて、毎日続けられる料理をコンセプト」にしました。
結果、30名の募集枠に対して29名のほぼ満員御礼。その後も地域で人気を呼び、予約待ちが絶えない人気講座になっています!
ちなみに、集客にかけた初期費用は、チラシ8,000枚の印刷やポスティング費用で、12万円程です。これだと、致命傷にはならず、チャレンジできる範囲ですよね。
【田中コンサルの目👀】第三者の意見と自分の目で分析をしっかり行い、リスクを小さく
料理教室での中島さんです。中島さんのすばらしかったところは、平日はパートのお仕事をしながらも、好きなこと=料理という軸をぶらさずに、どうにかして料理教室を成功させたい、そのために何かできるかをフレームワークに沿って、ちゃんと客観的に考えられたところです。第三者アドバイスを受けながらご自身の目でもライバル会社の分析、コストも抑えて本業にも影響を与えずに副業を成立できています。いきなり大きく出るのではなくて、1つ1つ手堅く進められていることがわかりますね。
中島さん:Slinkyのことを知る前から、料理教室を開きたいと考えていました。でも、どうやったら料理教室なんて開けるのか、まったく手がかりもない状態で、どう手をつけていいのかすらわからなかったんです。
平日は仕事をしていましたし、知人を集めようにも、同じように働いている人が多く、集客なんて自信がありませんでした。
Slinkyの掲げている理念にも共感できましたし、自分で始めて失敗するくらいなら、コンサルについてもらって成功させようという気持ちが強かったんです。だから、自己投資だと思って、入会を決めました。
私1人でやっていたら、広告なんてどう出したら良いかもわからなかったので、アドバイスはとても助かりました。その他、チラシの書き方や、集客のタイミングなど、その都度その都度で、わからないことを聞くことができたので、安心することができました。1人で進めていたら、試行錯誤どころではなかったと思います。
今後はこの活動を通じて、日本の食に対する意識の向上、日常的な食習慣を見直すことで健康な人を増やしていきたい、薬膳を日本人にとって当たり前の存在にしていくという夢に向かって頑張っていきたいです。
中島さんは、日本食への意識向上と健康維持、薬膳を広める…という、より多くの人に働きかけ出来る目標が持てています。健康維持のための毎日の食事に注目する人が多い時代、さらに成長できるステップに進まれると思います!
冒頭で述べたように、趣味にとどまらずきちんと集客して1つの副業した、これは「ニーズ」と「シーズ(種)」の両方をしっかり捉えたケースと言えるでしょう。
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次回はどんな先輩受講生が登場するでしょう…? お楽しみに!
田中大輔(たなかだいすけ)
SLINKY PTE. LTD. 代表取締役
年間180件以上の起業・副業相談をこなす現役コンサルタント。東証一部上場企業の商社部門において、10年以上にわたり、東南アジア、中国、インドでの新規事業を立ち上げ。手腕を買われ、初代シンガポール支店長として赴任、その間も副業を多数経験し収益を上げる。
44歳でシンガポールで独立起業。副業から起業へつなげるノウハウを教える学校、英会話等の講座を運営する傍ら、日系企業の海外進出サポートなども手がけ、年商5億円規模に成長。現在は時間的に自由な働き方で、十分な収入を手に入れる生活を実現。家族との時間を大切にし、娘たちの教育にも関わっている。さらなる目的達成に向け、自身の新規事業も積極展開中。