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のんびり主夫のスタディ・ライフ・バランス 第7弾

 

みなさんこんにちは!オフィシャルブロガーの岸 亜星(きし あせい)です。

新型コロナウイルスの市中感染が再度発見され、飲食店が6月13日まで完全閉店してしまっているので、皆様大変な時期を過ごされていることと思いますが、日本の方もシンガポールの方もお体にお気をつけてお過ごしください。

トップの画像はシンガポールにある数少ない日本式銭湯「湯の森」のエントランスです。フェーズ2に突入する直前に行ってきた際の画像です。フェーズ2期間中はサウナが閉じてしまうとのことでした。少しお高かったですがクオリティはなかなかのものでした。

さて、今回のブログはそんな湯の森とは全く関係のないものでございます。

私のオフィシャルブログ第5弾の方でMBA生活の一部をご紹介させていただきましたが、今回はその続編となります。

先週で大学院の第2学期の期末試験が終了し、今週から第3学期に突入しております。今回は第2学期でどのような科目を学んだのかについてご紹介させて頂ければと思います。

 

第2学期の期間は3~5月の約2.5カ月でした。最初のタームに引き続き必修科目の4つの授業がございました。それぞれCorporate Finance(企業財務)、Managerial Economics(経済学)、Organizational Behavior and Leadership(組織行動とリーダーシップ論)、Strategic Management(戦略マネジメント)となります。

企業財務では企業が取るべき財務戦略について学びます。ファイナンシャルアカウンティング(財務会計)と違う点は、財務会計は今までの企業の活動を帳簿に残すためのノウハウですが、ファイナンスは将来のプランのためのノウハウとなります。

経済学はいわゆるミクロ経済学で、市場におけるプレイヤーたちの行動原理を細かい視点でひも解いていきます。囚人のジレンマ、ナッシュ均衡などの基本的な行動原理や、市場の違い(独占市場、寡占市場、一般市場)によるそれぞれの特性などを学びます。

組織行動とリーダーシップ論は企業の中で組織はどのようにマネジメントすべきか、労働従事者の多様性も視野に入れ、宗教やトランスジェンダーのケースなども使用しながら学びます。

戦略マネジメントは企業が取るべき戦略について学びます。定量的な部分をあまり考慮せず、定性的な条件を吟味していくので、何かと数字で判断しがちな自分にとって新鮮な科目でした。

今回はそれぞれグループワークからのプレゼンに加え、4科目とも期末試験があったのでとてもハードなタームとなりました。

こちらは企業財務で使用した教科書です。↓↓↓

 

 

マネジメントとリーダーシップ

組織行動とリーダーシップ論の中で議論したマネジメントとリーダーシップについて少しお話したいと思います。

そもそもよく耳にするこの2つの言葉、マネジメントとリーダーシップ、皆さんはどういう違いがあるか思い浮かべることができるでしょうか?使用者の意図やニュアンスも多く含まれる抽象的な言葉ではありますよね。

企業に勤めていると、かなり上のお偉いさん、経営幹部の事を「マネジメント層」と言ったりするので、なんとなくマネジメントもリーダーシップも組織を率いている人の能力を指し示す言葉といったイメージはあるのではないでしょうか。

実はこの2つは似ているようで全然違うスキルです。

マネジメントは目の前に広がる複雑な課題をいかに対処できるかという能力、リーダーシップは組織を率いて変化に対応する能力のことを指します。

たとえるのであれば、大荒れの海の中を進む冒険船があったとして、その船で航海士を務めるにはマネジメント能力が必要で、船長を務めるにはリーダーシップ能力が必要。

具体的な会社の例でいうと、コロナウイルスで社会の状況が大きく変化した際に、取引先との関係の悪化、決済遅延の多発、資金繰りの悪化、といった諸問題に対して、メンバーを適切に割り振り、一つずつ丁寧に解決していく能力がマネジメント。未来の状況を予測して部の販売方針という方角を適切に調整し、部に所属するメンバーの士気をしっかり保つ、統率をとる働きがリーダーシップです。少しイメージがわきましたでしょうか。

日本の企業にお勤めの方は良く理解されていることと存じますが、日本の企業は年長者になるにつれて次第に昇進し、部長や課長といったクラスの人間がマネジメント能力もリーダーシップ能力も同時に発揮することを求められています。これは各人に責任があるのではなく、そもそも根本的な企業構造の問題です。

本来はこの部長や課長といった組織のリーダーに求められる能力はリーダーシップ能力が主で、マネジメント能力を本来発揮すべきはマネージャーと言われる、部長や課長をサポートする立場にある人間が行うのが自然と言えるでしょう。

組織のリーダーはマネージャーのマネジメントを理解し、監督することに徹することで、組織が分業化されうまく回ることが多いのです。

これは必ずしも絶対の法則とは言いません。そもそも組織の人員が少ない、リーダーがたぐいまれなるマネジメント能力を持っているなど特殊な状況下では最適解が別の方法となる可能性もございますが、おおむね当てはまる法則としてご紹介しておきます。

例えば少年漫画にしても、主人公は勢いがあって仲間からの信頼が厚いキャラクターであることが多いですが、細かい諸問題の調整を行っているのはたいがい参謀役の、頭が切れる別のキャラクターのことが多くないでしょうか。こうした配役・役回りが良く見られるのは、これがうまく回りやすい組織の体系だからです。リーダーに求められる資質は、組織が抱える問題のトラブルシューティングではないのです。しかし企業の中にいると、トラブルの責任をリーダーが背負うという体制なので、リーダーの目はどうしてもトラブルの解決に向きがちです。しかし、きっとあなたの身の回りの人物で、優れたリーダーだなという雰囲気を持っている方は、信頼できる別の人物に(もちろん広義に監督はする状態で)マネジメントを任せていることが多くないでしょうか。

長々と語ってしまいましたが、皆様にお伝えしたいのは、まずマネジメントとリーダーシップという能力が全く別物なのである、といった視点です。

今回の4クラスはとても実りある学習をすることができ、今後の自身の方針を決めるうえで非常に重要な科目になりました。

 

 

特別企画:妻ごはんギャラリー

 

さて、わたしが第2学期の授業にあくせくしている間に、妻が仕事をしながら素敵な料理の数々をふるまってくれました!

味も彩りも抜群で、今後のオトコメシの参考にさせていただきたいと思っております。

まず最初にご紹介するのは、シュウマイ&チンジャオロースーです。

ピーマンとタケノコのシャキシャキ感が良い感じでした。シューマイも家で作られたものを食べるのは初めてでしたが、とっても美味でした!

 

 

続いてご紹介するのは、アクアパッツァです。

白身魚とあさりのエキスが全体に広がっていて、体中に染み渡る美味しさでした。ライスもブイヨンでリゾットに炊きあげられていて相性抜群でした。

 

 

続いてご紹介するのは、豚肉大根の照り焼きです。

ポイントはかいわれがからしで味付けされていて、香ばしい大根とジューシーなお肉と一緒に食べると絶品でした。

 

最後にご紹介するのは、プルコギです。

エリンギも加わって妻オリジナル感がとっても出ている作品です。こんなに幅広い料理のレパートリーがあるなんてすごい!

 

彩りもきれいですし味もおいしいですしとても参考になりました。

オトコメシも負けじとこれからさらに力を入れていきたいと思います!

 

ということで、第7弾はこの辺で失礼しようと思います。

皆様今後ともよろしくおねがいいたします。

 

 

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