眞方アナの教えて!シンガポール vol.51

“日本”の味を詰め込んだインターコンチネンタルのアフタヌーンティー

シンガポールを訪れたら一度は経験しておきたいアフタヌーンティー。

アフタヌーンティーの文化が根付くシンガポールでは、様々な場所で定番を楽しめますが、

先日、ココロ躍るアフタヌーンティーと出会いました。

目も心もお腹も満たされて、“日本“を感じられる・・・とっておきのアフタヌーンティーをご紹介します。

プラナカン様式の 5つ星ホテル ロビーラウンジで味わうアフタヌーンティー

訪れたのはM R Tブギス駅から直結で徒歩5分ほどの

インターコンチネンタル シンガポール

高い天井にシャンデリアが輝くロビーラウンジ。

クラシカルなコロニアル建築とプラナカンテイストのデザインが目を引きます。

音楽好きとしては、ラウンジにピアノとドラムセットが置かれているのにワクワク!

(毎週金曜の午後8時〜10時半、ロビーラウンジではジャズやラテンの生演奏を楽しめるそうです)

そんな素敵なロビーラウンジで体験したのが

Flavours of Japan Afternoon Tea

昨年大ヒットのメニューをリニューアル

“日本を旅したような気持ちを味わって欲しい“というコンセプトのもと考案されたこちらのメニュー。

昨年発表したところ、大ヒットだったため、ジェイソンシェフがリニューアルしたメニューで復活させました。

ホテルでは4種類のアフタヌーンティーのメニューがありますが、「Flavours of Japan Afternoon Tea は、良いフィードバックだらけ」と、ホテルのマネージャーも胸を張る自信作です。シンガポール人の次に多いのが日本人のお客さんで、最近は中国からの観光客も多く利用しているんだそう。

ジェイソンシェフによると、今回リニューアルメニューを考えるにあたって5、6回以上試作を繰り返し、試行錯誤の末、自信を持ったメニューが出来上がったそうです。そして、今回多くの食材がメイドインジャパンですが、料理に盛り付ける花まで日本から取り寄せたというこだわりよう。

シンガポールで再解釈した日本の味とは、一体どんなものなのか?

早速、いただきました。

王道の三段スタンド。美しい!!

スイーツ、セイボリー、スコーンの詳しいメニューはこちらです。

平日)1人あたり65ドル++  週末)1人あたり70ドル++ 料金には、茶葉またはコーヒー1杯、アイスクリームの食べ放題が含まれます。 (シャンパングラス1杯は28ドル以上追加 )

中でも、特に印象深かったのが、セイボリー

前列:和風ロブスターサラダサンドイッチ中央:シーフードの“おいなりさん”。後列:焼き味噌黒鱈

和風ロブスターサラダサンドイッチ

プリッとしたロブスターの身に明太子、トビコ、海ぶどうの異なるプチプチの食感の融合が絶妙です!個人的に一番お気に入りのメニューでした。

焼き味噌黒鱈

大西洋で獲れたタラの風味を際立たせながら焼き上げ、味噌ナスと組み合わせた一品。味噌の甘い味付けが、まるで実家の母に作ってもらったような温かい気持ちと懐かしさを感じる、まさに日本の味。

シーフードの“おいなりさん”醤油イクラ添え。

こちらは北海道産のホタテにカニ、タコ、イクラなど海の美味しいものが大集合。ワサビと柚子のドレッシングがさっぱりしていながらピリリと爽やかに味を引き締めていて美味しかったです。

前列:炭火焼きうなぎのキッシュ 中央:イングリッシュバターミルクスコーン 後列:市田干し柿スコーン

炭火焼きうなぎのキッシュ

サクサクのキッシュの生地に卵のクリーミーな食感、ふっくら柔らかい鰻のコンビネーションが◎。

干し柿のスコーンは前回大好評だったため、唯一今回のメニューに残った人気の一品です。

 

彩りが美しいスイーツ。

沖縄タルト

キャラメリゼしたマカデミアナッツの食感とさつまいも本来の自然な甘さが癒しを与えてくれます。

ジェイソンシェフ自身は今回のメニューの中で沖縄タルトが一番好きなスイーツだそうです。

和風抹茶ロール

抹茶✖️ほうじ茶マルカルポーネクリームを詰めた「和風抹茶ロール」は美しく巻く作業がなかなか手のかかるものだったそう。甘さとほろ苦さのバランスのとれた一品です。

黒胡麻緑茶ムース

黒胡麻クリームの素朴で控えめな甘さの黒胡麻緑茶ムースは日本の蕎麦をイメージしてデザインしたそう。細かいところにもこだわりが感じられます。

水信玄餅がシンガポールに上陸!?

今回、スイーツの中でも特に気になったメニューが水信玄餅。

水信玄餅と言えば、水と寒天でできた賞味期限約30分の山梨名物。しかも期間限定でこの時期にしか食べられない“幻のスイーツ“。それが、シンガポールへ上陸!?いったい、どういうことなのか?

シェフに伺ったところ、日本からのスペシャルゲストをロビーラウンジに迎えた際、「水信玄餅を食べたい」とリクエストされたんだそう。そこで、水信玄餅のレシピをヒントに作ってみたところ、ゲストに大好評!実際に食べたら、とても美味しかったので、今回メニュー入りしたとのことでした。

シンガポール版の水信玄餅は水と寒天とこんにゃくを使っています。日本の水信玄餅よりも食感がはっきりしていて、こんにゃくゼリーのような弾力がありました。きな粉をまぶして黒蜜をたら〜り加えていただくのは至福の時間!みずみずしい水信玄餅の中に、さりげなく華を添える桜が“日本”を感じさせてくれます。

アフタヌーンティーの食事を引き立ててくれるTWGのお茶

アフタヌーンティーをいただく際のもう一つの楽しみ。それは、なんといってもお茶です。

美味しいお茶が食事の味と雰囲気を引き立ててくれます。

伺ったところ、インターコンチネンタルシンガポールではT W Gの茶葉を採用しているそうです。

T W Gのお茶は種類豊富。シンガポールに住んでから色んな種類を試してきたものの、まだまだ制覇できる気がしません。だからこそ、アフタヌーンティーは新たなお茶に出会えるチャンス!と、個人的に思っています。

今回のメニューに合うお茶をいくつかセレクトしてもらい、決めました。

J A D E C A S C A D E

これがすごく美味しかった!日本の伝統的な甘味と風味をアレンジした食事にぴったりのお茶です。

トロピカルな香りがシンガポールらしさを感じさせつつ、主張しすぎない控えめな緑茶が、日本食を意識したアフタヌーンティーの料理の味を引き立ててくれます。デカフェなので、カフェインを気にする人にもおすすめです。ポットで提供してくれます。

 

Flavours of Japan Afternoon teaの開催は11月12日まで。(13:00~15:00,15:30~17:30)

期間限定のアフタヌーンティー、皆さんもぜひ試してみてください!

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