これさえ知っていれば大丈夫!シンガポールで切手の購入
LINEやWhatsAppなどで気軽に連絡を取り合える時代なので、日本に住む家族や友人などと手紙のやりとりをするということも少ないかと思いますが、いざ、シンガポールから手紙を出したいとき、どうしたらいいか。特に新しくシンガポールに住み始めたばかりの方は分からないことも多いかと思います。
わたし自身、初めて手紙を出した時、最初手こずったのが切手の入手でした。郵便局が近所にないからです。日本だとコンビニエンスストアなどでも手に入りますが、シンガポールのコンビニでは切手は売っていません。
でも実際、郵便局が近くになくても大丈夫!切手は郵便局以外でも手に入ります。在住者はご存知の方も多いと思いますが、改めて身近な場所で手に入る切手の購入方法をお伝えします。さらに、シンガポール在住者でも、普段使わないと意外と知らないシンガポール独特の切手に関するナゾも解き明かしたいと思います!
切手の購入は自動販売機が便利!SAMキオスク
身近な場所ですぐに切手を手に入れたい!そんな時に便利なのがS A Mキオスクです。
S A MはSelf-Service Automated Machineの略。
郵便局のほか、一部のショッピングモールやMRTの駅など便利な場所に置いてあるので、目にする機会はあると思います。(2024年7月現在、Somerset やCityHall、NovenaなどのMRTの駅改札近くにあったSAMキオスクはリース満了により撤去されていて、特にシティエリアはSAMキオスクの数が以前に比べて少し減ったように思います。)
S A Mは切手の購入の他に、請求書の支払い、通信カードのチャージ、更新、発券など、さまざまな取引関連のアクティビティを簡単に行えます。
そんな便利なS A Mを使った切手の購入方法を早速ご紹介します。
①トップ画面からB U Y S T A M P Sを選択。
②Postage ServicesからWeigh &Buyを選択。
③送付先を選ぶ。日本であればJapanを選択。
④送りたいものの種類を選ぶ。手紙や書類の場合Letters and Printed Papersを選択。
ポストカードを送りたい時はPostcardsを選択。小荷物の時はParcel/Small packetsを選択。
⑤重さを入力する。
自動で重さを測って値段を知らせてくれるタイプもあります。
手動入力の場合はこちら。重さを入力すると値段を知らせてくれる。
⑥By Airを選択。
⑦注文画面を確認。O KならD O N E。
⑧Payment Summaryの画面が出たら、右下のP A Yを押して、支払い画面から支払い方法を選択。
⑨支払い。(タッチ決済可能)→支払い完了画面
⑩切手が出てくる。レシートが必要な場合はE-mailにも送れます。
S A Mで購入する切手はシールタイプの切手です。購入してそのままハガキや封筒に貼ってポストに投函できるところが楽ちんです!
シンガポール国内、海外の郵便料金
シンガポール国内は標準郵便で0.52S$〜(2024年8月現在)。
海外は配送先によって料金が異なります。ちなみに、日本に封書を送る場合、現在1.55S$〜です。(2024年8月現在)
海外配送料金はこちらを参考になさってください。
最寄りのS A MについてはSingPostの公式HPで探すこともできます。
トップページでLocate Us →S A Mを選択してサーチすると、最寄りのS A Mの場所が分かります。
こだわり切手購入におすすめの郵便局は?
さて、ここまでS A Mによる切手の購入方法をご紹介してきましたが、シンガポールには日本同様、様々な種類の切手があり、魅力的なシンガポールらしいデザインのものが手に入ります。
少し時間に余裕のある方、シンガポールらしいこだわりの切手を選んで購入したい!という方、コレクターの方は、郵便局またはお近くの公認郵便代理店などを訪ねてみるのがベターです。シンガポール国内には55以上の郵便局、さらに 20 を超える公認郵便代理店、 300 を超える切手販売業者があります。ただ、最寄りの郵便局や郵便代理店などを訪れた際、記念切手が在庫切れだったなんてこともしばしばあります。
新旧様々な種類の記念切手を見たい場合、パヤレバのSINGPOST CENTRE、イーストにお住まいの方はタンピネス中央郵便局、シティエリアの方はフラトンホテルのショップなどがおすすめです!
パヤレバのシングポストセンターの地下一階、
PHILATELIC STORE@GPO
切手コレクションのコーナーがあります。
シンガポールらしい景色を捉えた大きな切手やシンガポールゆかりの動植物、ナショナルデーを描いた切手など、豊富な種類の切手を展示販売しています。
切手単体以外に、アートやプラナカンタイルと共にリアルな切手が収蔵されたコラボレーション作品の販売もあり、目が癒されます。
個人的に最もお気に入り切手はプラナカンのビーズ切手。これはシンガポールの思い出の品になりそう!
切手が展示されているので見やすい印象ですが、切手の種類によっては一枚のみの購入ができず、セットのみの販売ということもあります。
フラトンホテルの地下一階にあるショップは切手そのものの展示数は少ないものの、記念切手専用の分厚いファイルがあり、欲しい種類を店員さんに尋ねたら丁寧に切手を見せてくれて説明してくれます。
フラトンホテルの建物を描いた切手は、ホテル1階入り口すぐのコンシェルジュでも購入できます。(ホテルが描かれたポストカードは、なんと無料でいただけました!)
また、SingPostのH Pにはオンラインで切手を購入できるページもあります。
時間に余裕のある方は、ホームページから検索購入できるので、気になる一枚を探してみてください。
切手のナゾを解決!1st Localと2nd Local
さて、シンガポールで切手を買ったことがある方ならきっと同じような疑問を持ったことがあると思います。
1st Localと2nd Localって何?
シンガポールの切手には価格が書かれたもの以外に1st Localと2nd Localという2種類の切手があります。
気になるのが、それぞれ一体いくらの価値があるのかということ。
2023年10月の改訂前は異なる価格でした。ファーストローカル切手はシンガポール国内で20gまで(S$0.31)、セカンドローカル切手は40gまで(S$0.38)の郵便物を郵送でき、セカンドローカルの方がファールとローカルよりも大きいサイズを送れる切手として使われていました。
しかし、2024年8月現在はファーストローカルもセカンドローカル共に同じ価値で、価格はS$0.52に統一されています。
そう、気付けば値上げ、かつ価値が同じになっているんです!
この切手どちらか一枚(S$0.52)でシンガポール国内であれば、レター/ポストカード(A5サイズ以下(C5/C6/DL)(240×162×6mmまで)500gまで)を送れます。
- C6 – 162mm x 114mm
- DL – 220mm x 110mm
- C5 – 229mm x 162mm
“ローカル”と書いてありますが、もちろんファーストローカル、セカンドローカル共に海外へ郵便物を送る際にも使えます。(海外に手紙を送る際は、不足分の切手を購入する必要があります。)切手を購入する際、参考になれば幸いです。