「DPホルダーだって銀行口座を作りたい!」後編
家族の仕事の都合でシンガポールに住むことになった方の中には
「自分名義の銀行口座を作りたい!」と
思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその一人です。
「自分名義の銀行口座の作り方について」(DP(Dependant’s Pass=就労ビザ保持者の帯同家族向けビザ)ホルダーの方の場合)
後編では銀行口座開設にあたりどんな持ち物が必要かについて詳しくお伝えします。
※前編はこちらをご覧ください
(ここからは基本的に私が口座を開設することになったUOBの場合についてご紹介します。)
③持ち物
実際初回はこれだけのものを携えてUOBに行きました。
・パスポート(自分・夫のもの)
・DPカード、夫のEPカード
・婚姻証明書
・住所証明(私宛のものがなかったため夫宛に来ていた公共料金の明細書)
・雇用先からのoffer letter&MOMからのLOC取得証明書
・夫
実際必要だったのは・・・(※以下はUOBで開設する場合)
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【1】働いている場合
・自分のパスポート
・自分のDPカード
・雇用先から届いたofferletter(私の場合offerletterが日本語のものでしたのでMOMから届いたLOC取得証明書も必要でした)
・自分の名前が記載された住所証明
・Initial deposit $1000
つまり、単独口座を開く場合、夫に関するものは一つも必要ありませんでした。
しかし、ここでつまずいたのが自分の名前が記載された住所証明。単に自分宛に届いた郵便物では証明にならず公的なものでないと使えません。
携帯電話の明細を含め公共料金などは全て夫名義のため、自分宛の住所証明となるものが無かったのです。
婚姻証明書があっても夫宛の住所証明は自分の単独口座開設の書類としては使えませんでした。
自分名義の単独口座を作る場合はやはり自分宛の住所証明が必要になるそうです。
そこで、銀行の窓口の方に相談したところ、雇用先に住所証明を作成してもらえば、それが自分宛の住所証明として使えるということがわかりました。
しかし、どんなフォーマットで書けば良いのかわからない!銀行のスタッフに相談すると、
親切に手書きでフォーマットを作ってくださいました。
具体的なフォーマットは検索してもなかなか出てこず自分自身苦戦したので、
今後、銀行口座を作りたいときに必要な方の参考になれば嬉しいです。
★★★「住所証明のフォーマット」✍️※詳しくはココをクリック★★★
【2】働いていない場合
・自分のパスポート
・自分のDPカード
・自分の名前が記載された住所証明
・Initial deposit $1000
ここでやはり大半の方が躓くのが「住所証明」になると思います。
働いていない場合、雇用先から住所証明を作成してもらうということも難しい・・・
しかし、諦めないで!働いていなくても自分名義の口座は作れます!
(OCBCでは、DPホルダーは働いていれば単独口座が開けるが、働いていない場合は家族とのジョイント口座のみの開設は可能だということでした。)
私が口座を開設したUOBの支店に確認したところ、
例えば不動産契約の時の証明書(Tenancy Agreementなどの事で、住所とその部屋に居住する人(自分)の名前が書かれているもの)も自分の住所証明として使えるそうです。
もしくはちょっと手間がかかりますが、夫の会社にお願いして妻の住所を証明してもらう書類を作ってもらえばそれを自分の“住所証明”として使えるそうです。
最近DBSで自分の口座を開設したDPホルダーの友人は、MOMからDPカードが届いた時の自分宛の郵便物を“住所証明”として使うことができたと話していました。
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銀行によって、必要な書類やその有効期限などが多少異なるようです(支店によっても対応が違ったと話を聞くことがあります)。自分名義の口座を開くには単独口座にするか、夫とのジョイント口座にするか二つの選択肢があり、それぞれ必要書類が異なる場合があります。そもそも銀行によっては働いていなければジョイント口座しか開けないところもあります。今回書いたのはあくまで自分名義の単独口座を作りたい方向けのものです。
必要な書類さえ揃っていればすぐに口座は開設でき、日本のようにカードは後日郵送〜なんてことはありません。帰る時にはちゃんと名前が記入された銀行カードが手元に渡るというスピーディーさにも驚かされました。
「D Pホルダーだって銀行口座を開設したい!」
そんなあなたがスムーズに口座開設できますように♪