知れば知るほど面白い!Little India散策☆Deepavali2021年編
シンガポールで2年目のDeepavaliを迎えました。
まさに一年前、息子のローカルスクールからインドの民族衣装を準備するようお願いメールが来たことから知ったDeepavaliの存在。(Deepavaliについて書いた去年のブログはコチラ)
今年はもっとDeepavaliの雰囲気を楽しみたい!そこで、この時期のLittle India地区を散策し、去年よりも一歩足を伸ばして街の魅力を体感してきました。街歩きの中で生まれた素朴な疑問もインドの人たちにインタビュー!今回はDeepavaliで活気溢れたリトルインディアの街をレポートします。
〜街全体がDeepavaliをお祝い!〜
まずはLittle India駅からスタート!
この時期、駅構内の通路、ホームの階段やエスカレーター、さらには電車の中までDeepavaliを祝う装飾がしてあり、街全体がDeepavaliのお祝いムード一色になります。
〜街中でよく見かける花飾り。その正体は〜
リトルインディア駅を出て街中を歩いていると、花を売る店を多く見かけます。
ディパバリの時期、特にお客さんがひっきりなしに訪れていました。
そのお花屋さん、通常の生花店とはちょっと異なることに気がつきます。
店に置いている花は茎がない状態のもの、もしくはその花首だけのものをつなぎ合わせた花飾りなのです。
何となく見た目はハワイの首飾りレイに似ています。
ハワイでレイと言えば、アロハな気持ちを込めて贈られるもの。
インドではどのように使われているのでしょうか。
以前から気になっていました。この花飾り、何のために使うのか、、、
そこでお店の人に聞いてみると、これは人が首飾りとして使うものではないことが分かりました。
神様や祭壇に飾るためのものなんだそう。後日インド人の友人に尋ね、どのように飾っているのか、写真をシェアしてもらいました。
〜Deepavaliの雰囲気を味わいながらShoppingを楽しもう!〜
Deepavaliの時期、リトルインディア周辺の店では毎年ディパバリを迎えるための買い物に訪れる人で賑わいを見せています。
店にはDeepavali用の装飾品が所狭しと並びます。
こちらはディパバリ用のポチ袋。まるでお年玉袋のよう!
個人的にはDeepavali用に手持ち花火なども販売されていて、訪れた人々が次から次に買っていくことに驚きました。
インド人の友人に尋ねたところ、Deepavaliの日の夜にお祝いの一つとして手持ち花火をするそうです。通常はお祈りの後に花火をするらしいのですが、待ちきれない子どもたち、Deepavaliよりも何日か前から花火を楽しみ始め、ディパバリが終わった後も数日楽しむそうです。花火は様々な国の子どもたちに愛されているんですね!
またDeepavaliの時に来客におもてなしするスイーツのコーナーも活況でした。
コロナ禍でも特に賑わいを見せていたのがキャンベル・レーン(Campbell Ln)。
ディパバリの時に飾る装飾品が数多く取り揃えられています。
店の中に一歩足を踏み入れ、頭上を見上げるとキラキラゴージャスな飾りがいっぱい。
特に店頭に吊り下げられている色とりどりの花のガーランドが目を引きました。
お店の人によると、こちらはディパバリの時玄関などに飾るものだそう。マリーゴールドの花など鮮やかな色の花が特に好まれているようです。
幸運を呼び込むようにと、毎年すべて新しいものに取り替えているというのは驚きでした。
さて、この通り、オシャレなインド刺繍の衣料品や雑貨などが手に入るので、Deepavaliの雰囲気を味わいながら買い物するのに楽しいスポット!
私はインド雑貨のお店で肩掛けバッグを購入しました。中にちゃんとファスナーもついていて、お財布、スマホ、ハンカチ、ティッシュ、消毒液など最低限持ち運びたいものが入る容量!小さな子どもがいると両手がフリーハンドになるバッグは重宝します。ちょっとした買い物の時にも活躍してくれそうです。
そうそう!去年テッカセンターで民族衣装を買う際に学んだことがあります。初めてリトルインディアでお買い物されるみなさん!ぜひお店の人との会話を楽しみながら値切り交渉してみてください。意外と安くなります。私が購入したバッグは10ドル値切れました!
去年、ブログでご紹介したテッカセンター
今年はここで自分用に普段履きもできそうなスカートを購入しました!Deepavaliの看板鳥でもある孔雀柄!何だか縁起が良さそう。こちらは友人と一緒に色違いでまとめて購入することで値切って9ドルでGETできました!皆さんもきっとお得な買い物が楽しめると思います。
~Deepavali当日、大行列のヒンズー教徒の寺院~
今年のDeepavaliは早起きしてリトルインディア地区の朝の様子を散策してみました。最も印象的だったのは、シンガポールで最も古いヒンズー教寺院の一つと言われる
朝から、数百メートル道を折り返して寺院に向かって大行列ができていました。
シンガポールで働き住むようになったインドの開拓者によって建てられたこの寺院。邪悪なものを破壊する女神スリ・ヴィーラマカリアマン(別名「カリ」)を祀っています。今も昔も新天地で働く人たちにとってきっと心の安らぎや拠り所となっているのでしょう。戦後再建されていますが第二次世界大戦中、日本軍からの空襲を受けた際、寺院も彫像も無傷で残ったそうです。
以前寺の中を見学したことがあるのですが、その見事な装飾に心を奪われます。もちろん予約なし、入場無料で見学できるのでリトルインディア散策の際のおすすめのスポットです。
重厚な扉にはたくさんのベルがついていて、鳴らすとチリンと美しい音が響きます。
〜バスに乗って光のトンネルを楽しもう!〜
Deepavaliの時、最も華やかさを放っているのが、何といってもセラングーンロードを彩るデコレーションアーチです。
カラフルなショップハウスにこの鮮やかな装飾のアーチがさらに華を添えます。
夜になると表情が一変。
毎晩7時からライトアップされ、1、5キロの光のトンネルが現れます。
その美しさを今年はじっくり息子と堪能したい!そこで予約したのが
オープントップバスに乗ってデコレーションアーチをより近くで楽しめる魅力的なツアー。
ちょうどバスは夜7時にサンテックシティモールを出発し、ライトアップされたリトルインディアの通りを走ります。
屋根がない分、デコレーションアーチの下を潜る時は迫力満点。開放感も違います!心地よい夜風に当たりながらキラキラ輝くアーチを走り抜けていくのはとても贅沢な時間で息子も大喜びでした。
ちなみにツアーに参加しなくても、アーチに近い高い位置からライトアップされたアーチを見物できるバスがあります。
リトルインディア駅前のバス停やテッカセンター前のバス停などからセラングーンロードを通るダブルデッカーバスに乗ってみてください。
66番、67番、147番(テッカセンター前)など他にもいくつかセラングーンロードを走る二階建てバスがあります。
屋根付きなので天気に左右されず光のトンネルを楽しめ、途中ライトアップされたスリ・ヴィーラマカリアマン寺院の様子を外から眺めることもできます。
個人的にはM R Tの駅が近いファーラーパーク駅近くのアフターファーラーパークステーションあたりまで乗れば十分イルミネーションは満喫できるかと思います。
ライトアップは21日まで続くようですので、気になる方はぜひ体験してみてください。あなたのリトルインディア散策がもっと楽しくなりますように。