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BUSINESS COLUMN vol.8

多くのビジネス成功者、豊かで幸せな人生を手に入れた人達と付き合ってきた小林昇太郎氏によるビジネスパーソンのためのコラム 。あなたのビジネスや夢の実現のためのヒントが満載です。

第8回となる今回は、「あなたに成果をもたらす人とは」の前編です。

さあ、今回もビジネス成功者から学ぼう。

過去の連載はこちらから
コンサル小林昇太郎のビジネス・エッセンス


あなたに成果をもたらす人とは?【前編】

ビジネスで成果を出し続けるために必要なものは何か。
これまで18年以上コンサルティングに携わり、自らの事業も行ってきて思うことがある。
ビジネスを立ち上げ、価値あるものにしていく過程で欠かせないもの、それは商品やサービスを購入して頂くお客さま、そしてあなたのビジネスをサポートしてくれるパートナーの存在だ。
この2つは一見すると当り前なことのように思えるが、実際よいお客さまと最適なパートナーを見つけることは容易ではない。

あなたから買ってくれさえすればよいお客さまなのかと言うとそうではない。ビジネスパートナーも、一緒に仕事をしてくれる人なら誰でもよいかと言えば、こちらもそうではない。
ここを履き違え、ビジネスのあらゆるフェーズで悩み、苦労している経営者は少なくない。
誰をあなたのお客さまにするか、誰と一緒にビジネスを行うか、これを日々出会う人から探り、あなたの周りにその可能性がある人を増やし、見極め、関係性を深める努力が必要だ。

よいお客さま、よいビジネスパートナーとは?

では、よいお客さまとは、よいビジネスパートナーとは、どういった人たちなのか。これを究極に一言で表現すると、一緒にいて「居心地がよいか」だ。
この「居心地の良さ」とは単なる相性や好き嫌いの次元の話ではない。
お客さまであれば、あなたの商品やサービスにかける想いを理解してくれている人たちであり、ビジネスパートナーであれば、あなたの想いの実現に向け、お互いの役割の中でそれぞれの存在をリスペクトしながら一緒にビジネスできる人たちだ。
よいお客さまとはあなたのファンだ。ファンであるがゆえにあなたを応援し、購入もしてくれる。ファンであるがゆえに筋の通らないクレームを言ってくることもない。そして長く良好な関係を築く中で、そのお客さまからもたらされる利益(LTV:顧客生涯価値)は高まり、加えて別のお客さまをも紹介してくれるなど、あなたの心強い営業マンの役割も果たしてくれる。なぜなら、お客さまからの紹介の連鎖ほど、強力で安定した成果を約束してくれるものはないからだ。

一方、よいビジネスパートナーとは、学歴の高さや輝かしい過去の職歴だけで判断するものではない。それ以上にあなたの想いや目指すべき方向性を理解、共感してくれ、それぞれが持つ特異性を認め合い、お互いの役割の中で最大のパフォーマンスを出すことができる人たちだ。ビジネスの価値を高めていることを日々実感できる人と組めることほど心強いものはない。

そういった人たちに囲まれてビジネスができることで、あなたは居心地のよい環境とそこからもたらされる成果を手に入れることができる。
これまで関わってきた、そして今もお付き合いのある本当の成功者、幸せな経営者の多くは、常に関わる人たちへ信頼と感謝の言葉を口にする。そうでない経営者や組織は、なぜか人が疲弊し、現場でも多くの問題を抱えていることが多い。

成果もたらす人とのつながり方

誰しも、よいお客さまやビジネスパートナーに恵まれたいと考えるが、一朝一夕で手に入るものではない。
しかし、以下の3つのキーワードを知り、日々実践することでそれが可能となる。

そのキーワードとは、「出会いの機会」「蓄積の時間」、そして「最適なタイミング」だ。

このどれか一つでも欠けると難しい。

「出会いの機会」、これは主に人からの紹介でもたらされる。加えて何かの集まりや会合などでの出会いも含まれる。しかし、出会ってすぐに見込み客だと売り込みをかけても嫌な顔をされるだけだ。なぜならその時点では、その人が本当に求めているものは何かを理解できていないのはもちろん、こちらへの信頼関係ができあがっていない中では成果を出すことなどできないからだ。

ビジネスパートナーも然り、その場で意気投合したからと言ってすぐにビジネスを一緒に始めても長続きさせることは難しい。なぜならお互いの想いを理解し、ビジネス価値を高めるのに最適な相手であるのかを見極めるには一定の時間を要するからだ。

但し、だからと言って、そういった出会いの機会が無駄かと言えばそうではない。

一つひとつの出会いは大事な入口だ。これが近い将来、お互いにとって良好な関係を築きあげていくためのスタート地点となる。但し、あくまでスタート地点であって、見極めと実際の結果に結びつく迄にはそこに至るまでに必ずやるべきことがある。

 

次回の後編では具体的な進め方となる「蓄積の時間」「最適なタイミング」についてお伝えしていく。

 


◆著者紹介
小林昇太郎(こばやし しょうたろう)

(Photo by Masayuki Arakawa)

総合商社、メーカーを経て、船井総合研究所に入社。経営戦略事業部にて富裕層ビジネス研究会を立ち上げる。大手自動車メーカーのビジネスカレッジ講師、韓国ソウル市諮問官、その後、株式会社LUFTホールディングス取締役 経営戦略室 室長を経て2019年2月 株式会社Bizres 代表取締役に就任。経営者に時流の情報を提供する、事業維新‐What!?を主催。これまで長年に渡る富裕層ビジネスの研究、実践経験を活かし、「誰でも成功者になれる」をテーマにコンサルティング活動を行なっている。著書に『ビリオネアビジネスの極意 』『絶対に断れない営業提案』『図解 富裕層ビジネス最前線』などがある。YouTubeにて「事業維新チャンネル」配信中。

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