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シンガポールのレストラン・フードコートの表示料金 | 知っておきたい豆知識

旅行などでレストランやフードコートを利用した時、お店で買い物をした時、最初に聞いていた料金と違う!ぼったくられた!?と旅行客の方に誤解される原因になっているのが、シンガポール独特の料金表示です。GSTって何?レシートやメニューの「++」って?他にもシンガポールで食事や買い物をする時に覚えておくと役立つ豆知識をご紹介します。この記事を読むと、シンガポールでの食事やお買い物を安心して楽しめますよ。

目次

シンガポールのレストランやお店で旅行者がびっくりすること

シンガポールのレストランやお店には、知っておくと安心な料金の加算ルールがあります。シンガポール旅行の体験談で、時々、「メニューに書いてあった料金よりも多く請求された。ぼったくりだったのでは?」というものを耳にしますが、そこにはシンガポールの独特な料金表示が隠れていることが多いです。
この記事では、
・レストランのメニュー表記
・お茶やお手拭き、突き出しなどの加算
・その他知っておくと役立つ情報
をご紹介します。

メニューやレシートの読み方

シンガポールのレストランのメニューや買い物をして発行されたレシートに「++」という記号を見たことはありませんか?これは「GST」と「サービス料」を表しています。

「GST」はGoods & Service Taxの略で日本でいう消費税です。現在は8%が料金に加算されます。これが一つ目の「+」。

「サービス料」が二つ目の「+」で、レストランでサービスを受ける時のチャージです。現在は10%が料金に上乗せされます。日本の飲食店でもサービスチャージの加算があるところもありますね。
レストランやデパートの商品の表示は、本体価格に小さく「++」と書いてあるものがほとんどです。この意味を知っておくとお会計の時にびっくりせずに済みます。

このように、GSTとサービス料で18%が表示料金に加算されることになります。

ですが、中には「シーフードの100gあたりの値段を大きくメニューに記載しておいて、客には一皿の値段だと誤解させ、会計の時に表示料金の5倍や10倍を請求する」などの悪質なお店が、少数ながらないわけではありません。また、「Market Price(時価)」という表示にしていて、あり得ないほど高額なお会計にするお店も、残念ながらわずかに存在しています。
メニューが出てきたら「++」があったら税金が加算されること、メニューをよく見て一皿あたりの値段がきちんと表示されていること、時価の場合は注文したらいくらになるのかをしっかりチェックしましょう。

また、ホーカーやフードコートなどは++がないので、表示されている値段そのままで買えますよ。

お手ふきは有料

レストランでは何も言わずに店員さんがお手ふきをテーブルに置いてくれます。なので、日本と同じようなサービスがあるのだと思って使ってしまう人が多くいますが、お手ふきやウェットティッシュは有料です。(中には少数ですが、サービスしてくれるお店もあるので、心配になったら確認してみると良いでしょう。)

30~50セントくらいなので小さな額ではありますが、使えば加算されるので注意しましょう。お会計の時に、使わなかったお手ふきを伝票と一緒に返せば加算はありません。

シンガポール人は自分のウェットティッシュやハンドサニタイザーを持ち歩いて、手の消毒をしています。また、日本とは異なり、テーブルに置いてあるお手ふきは食事の最後に使うことが多いです。特に中華料理は手を使って食べるものも多いので、お手ふきの使い道が少し違うのですね。

お冷は有料

お水やお茶は、ほとんどのところで有料です。日系のレストランなど、一部ではサービスしてくれるところもありますが、ほぼ有料と思っておいた方が良いでしょう。

お冷を頼むと、特に有料などとは言われずに持ってきてくれるので無料と誤解される方がいますが、伝票を見るとはっきりと注文品として書いてあるので、身に覚えのない加算があったらこの代金かもしれません。

ただ、「ミネラルウォーター」はほぼ確実に有料ですが、「tap water(水道水)」を無料で出してくれるお店もあります。Could I have some tap water please?のように聞くと無料の水が出てくることがありますが、お店によるので聞いてみてください。シンガポールの水道水は日本と同じようにキレイな軟水なので飲んでもお腹を壊す心配はありませんが、健康には問題のない量のフッ素が含まれています。もし小さな子どもに飲ませるのが不安だという方は、ミネラルウォーターを買った方が良いでしょう。

つきだしは有料

ピーナッツや漬物などが小皿に入って、お手ふきと一緒に出てくる(または最初からテーブルに置いてある)ことがありますが、これは有料です。日本でもつきだしがあらかじめ料金に含まれて出てくることがあるので、同じものだと思っておけば良いでしょう。

ただ、日本ではつきだしは断れないことがほとんどですが、シンガポールではいらないと思ったら店員さんに下げてもらって問題ありません。その分お会計からマイナスされます。

番外編:ティッシュや物品を売りに来る人がいることも

テラスのあるレストランやフードコートで、ポケットティッシュを売りに来る人がいます。テーブルを回って特に何も言わずにティッシュを差し出してくるので、日本にもあるティッシュ配りの人かと思って受け取ってしまう人がいますが、有料です。また、同様にキーホルダーや絵葉書などの小物を売りに来る人もいます。

このような商品を売るのはレストランのサービスではないので、その場で現金を請求されます。ティッシュや小物を売っているのは、多くの場合、生活に困窮している高齢者や障害のある方です。ですので、シンガポール人の中には必ず買ってあげて、また商品を受け取らずにお金だけを渡す人もいます。実際にフードコートの食事ではテーブルの汚れを拭きたかったり、手が汚れてしまったりということがあるので、自分のティッシュを持っていない時には助かるサービスでもあります。必ず買わなければいけない物ではないので、不要な時は「NO」と言って問題ありません。

まとめ

シンガポールのレストランやお店には、日本とは違う独自の料金ルールがあります。知っておくとモヤモヤした気持ちになったり、お店でトラブルを起こしたりなどの心配がなくなりますね。シンガポールはとても治安の良い国です。ローカルルールや文化を理解して、旅を楽しんでください。

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