シンガポール観光!両親アテンド準備編
ホリデーシーズン到来! 夏休み、シンガポールから海外に遊びに行く方もいればシンガポールに家族や友人などを迎える方も多いのではないでしょうか。
いざ、家族や友人などがシンガポールにいらっしゃったとき、皆さんはシンガポールのどんなところを紹介しますか? 今月、初めて私の両親がシンガポールに遊びにきてくれました。 70代に突入した両親にシンガポールで楽しい思い出を作ってもらいたい、そんな思いで4泊5日の旅行プランを考えアテンドしました。 両親が高齢、英語に不安がある、そんなことから今回は航空券やホテルなど旅行のほとんどを両親に代わって夫婦で準備しました。実際、想定していたプラン通りにいかないこともありましたが、これからアテンドする予定のみなさんに何か少しでも参考になればと思い、今回両親を迎えるにあたって準備したことや実際回ったルート、旅行のアテンドをしてみて思ったことをまとめます。
日程の確定・飛行機の手配
準備:2カ月前
まず最初は日程の確定・飛行機の手配からです。日程に近づくにつれて運賃がどんどん高くなっていた印象があるので、早ければ早い方が交通費は抑えられると思います。 両親の住む地域の空港からシンガポールへの直行便はないため、国内線、国際線の予約を取りました。高齢の両親が何かと安心できるように日系の航空会社(J A L)にしました。乗り継ぎは羽田空港で、3〜4時間くらい乗り継ぎ時間に余裕を持ってフライトスケジュールを組みました。万が一に備えて予約変更が可能なチケットにしました。
―良かったところー
国内線・国際線と同じ会社でまとめたので、地方空港を出発してスーツケースを羽田空港で一旦受け取る必要がなく、シンガポールの空港までストレートに運んでもらえたのは楽でした。
ー注意点ー
すでにご存知の方も多いと思いますが、帰り国際線から国内線への乗り継ぎの場合は同じ航空会社を利用する場合でも羽田で一度荷物を取って国内線に乗り換える必要があります。
ホテル・レストランの予約
準備:2カ月前〜
ホテルやレストランの予約についても人気のところはすぐに予約が埋まります。泊まりたいホテル、行ってみたいレストランがあれば早めに予約を取るようにしましょう。予約の際はキャンセルする場合、いつまで無料かなどキャンセルポリシーもあらかじめ確認しておくのがおすすめです。
旅行プランの検討
準備:2週間前〜
シンガポールの旅行雑誌を入手してもらい、事前にシンガポールで行ってみたい場所や気になるところを見つけてもらいました。 両親の好みに合わせて旅のテーマを決めて回るルートを考えました。 田舎暮らしで自然が大好きな私の両親がシンガポールで楽しみたいことは、孫との時間を過ごすことと「東南アジアの植物を見たり、この地域でしか食べられないフルーツを食べたい」ということでした。 ちょうど今の時期は旬を迎える美味しいフルーツが盛り沢山。世界の美味しいフルーツが手に入るシンガポールはそれを堪能してもらうためにはピッタリな場所!ということで、東南アジアらしい植物とフルーツを満喫できる旅のプランを計画しました。
旅行のしおりが無料で作成できるアプリを使って旅のスケジュールをしおりにまとめ両親に事前に送り、旅行気分を盛り上げてもらいました。ちなみに、私が使用したアプリは「しおりす」です。パソコンからもスマホからでも作成したものをURLでみんなにシェアできます。作成後、作成した人以外でも自由に編集できるところや写真も簡単にアップロードして表示できるところが魅力的でした。
S G Arrival Cardを提出
提出:出発日前々日〜
到着前々日から 2023年6月現在、シンガポールに入国する際はSG Arrival Cardの提出が必須です。代理申請も可能なため私がオンラインで登録しました。
海外旅行保険の手配
手配:出発前まで
もし旅行中シンガポールで病気やケガをして病院受診した場合、日本と比べて高額な医療費が請求されます。万が一に備えて海外旅行保険に入ってもらうようにしました。オンラインで申し込みし、 障害や疾病死亡、後遺障害、賠償責任や携行品損害、救援者費用、航空機遅延費用などが補償に含まれて2人合わせて保険料は総額約4000円でした。
日本で準備してもらったもの
・シンガポールドル
日本よりシンガポールで両替した方がレートが良いという事は一般的ですが、高齢の両親には念の為現金200S$分を日本で事前に両替してもらってきました。
両替する際、その現金は何に使う予定かをあらかじめ考えて両替することをお勧めします。シンガポールではタッチ決済ができるクレジットカードを持っていればホテルやレストラン、カフェ、お土産屋さんなど多くの店で支払いは簡単にできます。今回両親が現金を使う可能性があるのはホーカーセンターなどで飲食する時やマーケットなどで買い物する時くらいかと判断したので高額紙幣には変えないようお願いしました。このような場面で高額紙幣を支払った際、お釣りが出てこない可能性があると考えたからです。そのため、10ドル紙幣✖️20枚換金してもらい、もしさらに現金を使う必要が出てきた場合はシンガポールで私が付き添って両替するように話を進めました。想定通りあまり現金を使う場面はなく、4分の1以上残りました。
・パスポート
・飛行機のe-チケット
・SG Arrival Cardのコピー
・海外旅行保険証コピー
・折りたたみ晴雨兼用傘(天気が変わりやすいシンガポールでは必需品)
・薄手の羽織れるもの(外は暑いけれどホテルやレストランなど室内は冷房が効いて寒く感じることがあるため)→母は旅行中七分袖のシャツで過ごすことが多かったのですが、「日除けにもなり冷房対策にもなりちょうど良かった」と話していました。
・帽子
その他
・Ezlinkカードについて
シンガポールのI Cカード乗車券であるezlink。バスやM R Tに乗る際に便利なものです。ただ、皆さんご存知のようにタッチ決済できる日本のクレジットカードを持っていれば、M RTなどは問題なく利用できます。元々手持ちのezlinkカードがあれば両親に貸し出す、タッチ決済できるカードがあればそれを利用するというので十分かと思います。
・SIMなど海外でスマートフォンを利用するための手配
元々、親のどちらか一人に契約中の日本の携帯電話会社で海外でも通話やメール、データ通信が定額で利用できるサービスに登録してもらうようお願いしていました。それは、広いシンガポールの空港で無事に落ち合えるかが心配だったので、日本で登録してきた方が高齢の英語が話せない両親にとっては安心だと考えたからです。
しかし、スマートフォンがうまく使いこなせない両親、店で申し込み、設定の仕方を教えてもらったものの結局いざ使うという時になって設定がうまくできなかったようでして、、結局通話もメールも利用できないままシンガポールに到着しました。 到着日、乗り換えの空港から連絡がつかず運行状況をチェックしながらソワソワしましたが、シンガポール到着時間から約50分後、無事にチャンギ空港の到着口で落ち合えました。その後はホテルお迎えから送りまで朝から晩まで一緒に行動する&ホテルをはじめ様々な場所でwifiサービスが利用できたため、結果的に旅行中海外向けの定額サービスを利用する必要なく無料のwifiサービスのみで連絡のやりとりはスムーズにできました。
海外旅行慣れしていない両親を初めてシンガポールに迎えるにあたっては、やはり受け入れる自分たちが準備段階でしっかりサポートすることで両親に安心して来てもらうことができたと思います。次回、実際に両親を連れてシンガポールのどんな場所を案内したか、アテンドしながら気づいたことについてご紹介します。