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眞方アナの教えて!シンガポール vol.34

大自然を満喫!秘境の地ウビン島でサイクリング

皆さんはこの4連休をどのように過ごしましたか?

私は連休中、シンガポール本島を離れ、友人家族と一緒に船で初めてウビン島に上陸しました。

船で上陸と言っても乗船時間はほんの10分!

身近で大自然が満喫できる秘境の地、ウビン島の魅力を今回はレポートします。

 

Pulau Ubin〜ウビン島〜

シンガポールの北東に位置し、マレーシアとの国境に近い島です。

島の面積は約10.2キロ平方メートル

ウビンはもともとマレー語「花崗岩の島」という意味で、シンガポール本土での建設に使用された花崗岩の採石場があります。

シンガポールの国家遺産局 National Heritage Boardによると、ウビン島には1950年代から70年代初めにかけて約2000人が住んでいたそうです。居住者の4分の3は中国人、4分の1はマレー人、残りはインド人。1970年代に花崗岩の採石場が閉鎖され始めてから人口が減少し始め、2012年には24世帯38人の居住が確認されたということです。(詳しくはココをチェック)

 

交通アクセス

ウビン島への行き方についてですが、本土からウビン島行きの船が出ています。

船乗り場はチャンギビレッジに隣接するCHANGI POINT FERRY TERMINAL(チャンギポイント・フェリーターミナル)

住所:51 LORONG BEKUKONG SINGAPORE 499172

※名前が似ているチャンギフェリーターミナルとは場所が異なりますので勘違いしないようお気をつけください。

 

シティエリアからは車で30分ほどの場所にあります。

バスの場合:  2、29、59、109からチャンギビレッジバスターミナルへ

 

ターミナルに着いたら、ウビン島行きの方に並びます。

 

連休中ということもあってか私たちが到着した朝8時半にはすでにウビン島に向かう人たちの行列が!!

自転車以外に釣竿、クーラーボックス、テントなどを抱えた人たちもいました。

時刻表は・・・特にありません。基本的に午前6時〜午後7時ごろまで運行しています。

※ウビン島桟橋に帰りのボートがない場合はNParksホットライン(1800−471-7300)に電話予約(詳しくはココをチェック)

船の定員は12人。9〜12人集まったら船はすぐに出発です!

この日は大行列でしたが、船乗り場には船がいくつも停泊していて、行列の割にスムーズに船に乗り込むことができました。

 

船の運賃

気になる料金ですが、どの船に乗っても料金は同じで子どもも大人も1人あたり4ドル子ども用の自転車を持ち込みましたが、持ち込み料が別途2ドルかかりました(2022年5月現在)。

※現金払いなので、細かいお金を準備しておくのが安心です。

船で向かうこと約10分。私は乗り物酔いしやすいので船酔いを心配しましたが、乗船時間が短いということもあり多少船は揺れたものの酔い止めを飲まずとも耐えられました。

 

あっという間にウビン島に到着!

 

まず私たちを出迎えてくれたのがウビン島の看板犬ならぬ看板鳥と言っても過言ではない

シロクロコサイチョウ。

 

名前の通り白と黒の羽を持つ大きな鳥です。人懐こい顔立ちのサイチョウに癒されました。

 

さあ、ウビン島で何をするか?私たち家族が楽しみにしていたのはサイクリングです。

船着場のすぐそばにはレンタルサイクルショップが軒を連ねています。

 

価格については店によって開きがあります。大体10ドル〜40ドル台。ママチャリで新しめのもののギア付きで40ドル!マウンテンバイクだとさらに高かったです。私自身、特にこだわりがなかったので最安値のところで10ドルで借りました。(※お店では現金またはPayNowが使えます)

自転車を手に入れたらさあ出発です!

私たちは島の東側を周ることにしました!

 

舗装された道のため、自転車で快適に回れます。

そして緑のトンネルが気持ちいい!木漏れ日を感じながらの朝のサイクリングは最高です。

 

道の途中、私たちの目の前に現れたのはサルの親子。

 

何か食べています。よーく見てみると、さるが食べていたのはドリアン!!

 

ここはドリアンも自生しているのですね!

 

こちらはシンガポールのヘリテージツリーに指定されているCommon Pulai。

推定樹齢は100年以上!高さ40mを超える木は見応えがあり、木の前で記念撮影するグループなども見られました。

 

フルーツエリアをのぞいてみると・・・

 

こんな巨大な実を発見!!

 

道の途中にはソフトドリンクを販売する店や

自動販売機もあるので、適宜休憩&水分補給しながら自分のペースでサイクリングを楽しめます。

 

 

ウビン島の見どころのひとつ、チェックジャワ ウェットランズ(Chek Jawa Wetlands)。

 

ここから先は歩行者専用の道、自転車では入れないため駐輪できるスペースに自転車を止めます。

 

この地点で出会ったのが、野生のイノシシ!!!

広場の周りに何頭ものイノシシが確認できました。息子はドキドキしながらも少し距離のあるところからじっくりと観察していました。

人慣れしていて、人を恐れず近づいてくるので、食べ物を持っている時は特に注意が必要です。

※シンガポールでは野生動物に餌を与えることは禁止されています。

 

そのまま歩道を歩いていくと

洋風の建物のビジターセンターがあり、

 

タツノオトシゴなど海の生き物が展示されていました。

 

そして建物を出た先には歩行者専用の桟橋が!

デッキからは遠くにチャンギエアポートが見え、空から様々な色の飛行機が空港に降りていく様子に子どもたちは喜んでいました。

 

ここですでに島をスタートしてから数時間経過しており、正午すぎていたので、レストランが集まる船着場周辺に戻ることになりました。

実際、レンタルサイクルショップが集まる場所にシーフードレストランなどがいくつかオープンしています。

 

カジュアルな雰囲気で食べられるレストランでシーフードをトライしてみたかったのですが、連休ということもあってかどの店も満席!

 

自転車を返却し、チャンギまで戻ってからランチをすることにしました。

島内は混雑していましたが、帰りも船はすぐに乗ることができ、乗船はとてもスムーズ。

大きな貨物船を眺めたり、すれ違うウビン島行きの船に手を振ったり・・・子どもたちは帰路も船から見える光景を堪能していました。

 

あっという間に港に到着。船乗り場に隣接するチャンギビレッジにはホーカーセンターやレストラン、カフェなどが充実しています。

私たちがランチを楽しんだのはこちら!

 

オープンテラスでおしゃれな雰囲気の店内!クラフトビールもありました!

大人は泡で乾杯!サイクリング後のほてった身体に染みました!!

食事は子どもたちも大好きなピザやハンバーガー、フィッシュ&チップスなどメニューも豊富なので子連れで訪れても安心です。

このレストランのすぐ下には小さな滑り台やブランコもあり、ファミリーにとってとても居心地の良い場所だと思いました。サイクリングの後もまだまだエネルギー有り余っている子どもたち、さっさと食事を済ませて小さなプレグラで第二ラウンドを楽しんでいました。

おしまいに・・・

今回ウビン島を観光する際の持ち物や気になったことをまとめました。

服装

基本的に日差しや虫除けを考慮した服装が良いと思います。日差しは強く天気が変わりやすいシンガポール。島内にはいくつか屋根のついた休憩スペースがありますが雨具もお忘れなく!

持ち物

蚊がいるので、虫除けスプレーや痒み止めなどはマストです!

水分補給できる場所は売店や自動販売機などがありますが、とにかく暑くて道中喉が乾くのでお茶やお水などを用意しておいた方が良いかと思います。汗がとめどなく流れてきますので、一人一枚汗拭きタオル。日焼け止めも必需品です。あと、途中でお腹が空いた時にすぐにレストランなどに入れない場合もあるため、特に子連れの場合、おにぎりやパンのような軽食やおやつを準備しておくとよいと思います。子どもの場合、乗り慣れた自転車を持ち込むことをお勧めします。(ヘルメットも忘れずに)

※自転車をレンタルする場合は、借りる前に必ず試乗させてもらってブレーキの効きなどを確認してください。アップダウンのある坂道があるので、自転車がスムーズに動くかどうかでサイクリングの充実度が変わってきます!

今回4歳の息子にとって自転車で長距離を運転するのは初めてだったので、最後まで楽しめるか心配していましたが、想像以上に楽しんでいました!アップダウンのある坂道を自転車から降りて押すことも含めてハードな道も一人で乗り越えていて、心身を鍛える良い経験になりました。

 

 

気になったこと

一点、子連れでウビン島観光で知っておきたいこと、それはトイレの環境かもしれません。特に妊娠中の方や乳幼児連れには少し厳しい環境でした。トイレにおむつ台などはなくおむつ替えなどを安心してできるような場所はありません。子どもが自分でトイレができるようになって自転車に乗れるくらいの年齢になると、より楽しめそうです。

日帰りでちょっとした旅気分を味わえるウビン島、冒険気分で大自然を満喫できました!ハイキングや釣り、キャンプなどほかにも様々な楽しみ方ができそうです。半日ではなかなか島一周を周りきれなかったので、またいつか子どもと一緒に訪れたいです。

 

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