人生100年時代!?定年を見据えたミドル世代こそ起業すべき本当の理由とは?
起業・副業で多数の実績を持つSlinky社のコンサルタント、田中大輔による連載コラム。シンガポールで起業を考えている方だけでなく、海外での起業・副業を考えているすべての人に必読の教科書です!
■ミドル世代が起業で結果を出せる理由とは?
こんにちは、田中です。
8月ですね。シンガポール・日本でも3年振りにリアル開催が復活したイベントも結構あるので、参加されて「やっぱりライブは良いな〜」と感じた方も多いのではないでしょうか。ただ、日本は第7波が到来している様なので、一時帰国中の方はお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、11回目を迎えたこのコラム、読者の方から、毎回、本当にたくさんのご質問やご意見などをいただいています。ありがとうございます!
あなたも、疑問点やご相談などあれば、お気軽にこちらからどうぞ。
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前回のコラムで取り上げた「定年に備えた副業・起業のはじめかた」(詳しくはコチラ)への反響が特に大きかったので、今回は、さらに詳しく、定年を見据えた方が副業・起業をはじめる際に、絶対外さないでほしい重要ポイントを公開していきます。お楽しみに!
ウチの起業スクール受講生で、50代、60代で定年に備えて自分で稼ぐ力をつけておきたいという方の割合が、非常に増えてきたというお話、前回ご紹介しました。
今回は、なぜ、こういったミドル世代の方々が、どんどん結果を出していかれるのか?その理由をまとめてみました。
【定年を見据えたミドル世代が起業に成功しやすい4つの理由】
1. 社会人経験が長い
それぞれの分野で何十年もやってきたキャリア・専門性を活かせる。
2. 人脈がある
仕事を通じてお世話になったクライアント、お世話をしたパートナー、外注先などは財産。
3. 資金力がある
スタートアップにはそれほど大きな資金は不要にしても、貯金や退職金があることは、大きなアドバンテージ。
4. 信頼感がある
若年世代に比べると、経験や見た目の雰囲気や貫禄は信頼に繋がる。
今回は、これらのミドル世代の強みを活かして、60歳の定年後に、起業に成功された方の実例に迫っていきましょう。
ケース11:「定年後にゼロから起業、事前マーケティングで生徒獲得後の開講に成功」渡邊 桂子さんの場合
渡邊さんには、35年余りの学校教育の経験があり、その現場での経験を通じて、支援の手が届きにくい不登校傾向の子ども、学習障害・グレーゾーンの子ども達の力になりたいと強く感じていたので、そういった子供たちを、個別に指導できる塾を立ち上げたいという想いを持っていました。
渡邊さん:教育の世界に長くいたので、教えることに関しては得意でしたが、なにしろ公務員としての経験しかないので、マーケティングや、IT関係に関しては全くの素人だったので、新規事業の立ち上げができるかどうか、非常に不安がありました。
SLINKYさんのコンサルを受けて、事前マーケティングに最低限必要な内容を絞り込んで教えてもらえたおかげで、一歩ずつ進んでいくことができました。
とても立派に繁盛されているライバルに対してどの様に戦っていくのか、教室の場所、会社設立、お客様とのコンタクト方法、セキュリティの問題など、初めてのことばかりで、最初は心配でしたが、スピード感に圧倒されながらも、指導頂いた通りに進めて行ったおかげで、すでにはじめたいと言ってくださる生徒さんを十分に集められた状態で、開講することができました。
今後は、実際、対面しながらの指導が苦手な子どもたちにも、オンラインでの指導ができる体制を整えていきたいと思っています。
【田中コンサルの目👀】
今回ご紹介した渡邊さんも、前回ご紹介した松本さん(詳しくはコチラ)も、定年後に起業に成功されています。
先ほど本文でご紹介した「ミドル世代が起業に成功しやすい理由」の1「社会人経験が長い」に含まれると思いますが、その業界で長年携わっていたから知り得る困りごと、問題点、解決すべき点を知っている、と言うこともミドル世代が起業に成功しやすい大きな強みだと思います。
35年余りの学校教育の経験、これは財産ですよね。
ご本人は長年いた業界なので、普通と思っていることでも、コンサルしながら、「それ解決できたら面白いですね。」って言うことは多いです。
■困りごとの解決→ビジネスのネタになる
実はこの、「それ解決できたら面白いですね。」っていうのが大事なんです。
困りごとの解決こそが、ビジネスのネタを見出すための出発点で、あとは、徹底的にライバル調査して、どうやって、ご自身の強みが出せるポジションで参入していくかを考えていきます。
マーケティング用語でいう、ポジショニング「顧客の心の中で、自社の商品・サービスをどう位置付けてもらうか」です。
難しく考える必要はないのですが、例えばこちらのコーヒーチェーン店の図を見てください。
おそらくあなたの心の中でも、その時のシーンや用途別にお店を使い分けてらっしゃいますよね。
渡邊さんも不登校解消の個別相談塾を立ち上げる際には、地域にはすでに何校かのライバルが存在していました。
その中でも、入会待ちの人気校だったのが、心理学を基盤にした学校でした。
渡邊さんは、別の地域で、やはり人気だった心理学を基盤にした学校に見学に行き、そのカリキュラムなどを調査した上で、ご自身は35年余りの学校教育の現場経験を経て、不登校の子どもたちの力になってきた実績を前面に押し出したポジショニングで、ライバルと差別化し、事前マーケティングでの集客に成功されました。
改めて整理すると、「定年」 ×「 強みを活かしたポジショニング」 × 「問題を解消したい強い想い」 が、渡邊さんが結果を出された要因だったのではないかなと思います。
あなたも、もしビジネスをはじめたいけど、ネタが浮かばないというお悩みがあるなら、
1. あなたの業界やまわりでの困りごとや悩みごとを見つける
2. すでにあるライバルをリサーチして、差別化できる自分の強みを活かしたポジショニングを考える
3. 事前マーケティングで需要のテストを行う
この順番にどんどんチャレンジしていけば、新規事業を立ち上げていけます。
ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースおじさんが、今や世界のチェーンとなったKFCをはじめた年齢をご存知ですか?
なんと…65歳です!!
今この記事をお読みのあなたは、恐らくこの年齢よりはお若い方がほとんどではないでしょうか?(上の方はごめんなさい。m(_ _)m)
今日と言う日は、これからのあなたの人生で一番若いんです!!
チャレンジしてみたくなった方は、ぜひ以下の動画から、さらに詳しい情報を手に入れてください。
📘定年に備えて自分でビジネスを始めたい方は必見!!
ミドル世代の強みを活かして新規事業を立ち上げる方法を徹底解説!!
早速詳しく知りたい方は、こちらよりご覧ください。
次回はどんな先輩受講生が登場するでしょう…? お楽しみに!
田中大輔(たなかだいすけ)
SLINKY PTE. LTD. 代表取締役
年間180件以上の起業・副業相談をこなす現役コンサルタント。東証一部上場企業の商社部門において、10年以上にわたり、東南アジア、中国、インドでの新規事業を立ち上げ。手腕を買われ、初代シンガポール支店長として赴任、その間も副業を多数経験し収益を上げる。
44歳でシンガポールで独立起業。副業から起業へつなげるノウハウを教える学校、英会話等の講座を運営する傍ら、日系企業の海外進出サポートなども手がけ、年商5億円規模に成長。現在は時間的に自由な働き方で、十分な収入を手に入れる生活を実現。家族との時間を大切にし、娘たちの教育にも関わっている。さらなる目的達成に向け、自身の新規事業も積極展開中。
アクセス:176 Orchard Road, #05-05, The Centrepoint(S)238843
公式サイト:https://slinkygroup.com/
[Mail] slinky@slinkygroup.com
電話:8281-9020(田中)