編集部ブログ 仕事・生活情報 眞方富美子

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2020月12月30日(水)

2020年、14日間の母子隔離生活 Q&A 後編

2020年を振り返る上で欠かせない14日間の母子隔離生活。

特に母子隔離で最もてこずったのはPCR検査。

後編では片親と幼児で隔離された場合のPCR検査の時の対応などについてまとめました。

pencil.gif前編についてはココをチェック

 

Q.母子隔離の際、最大の難関だったのは

A.PCR検査隔離11日目に受けることが義務付けられています。(検査結果は受診後2〜3日以内にメールで届きます)

MOM(Ministry of Manpower )から届いたショートメール

シンガポールでは隔離中12歳以下の子どもはP C R検査を受ける必要がありません。そこで母子隔離の際に非常に悩まされたのが、12歳以下の子どもは原則P C R検査の会場に連れていけないということです。息子はまだ2歳。P C R検査の時間は短時間とは言え、とても一人で部屋に置いておくことなんてできません。

シンガポール政府に相談すると、政府担当者からは4つの案を提示されました。

①滞在するホテルでP C R検査を受ける間、会場付近でP C R検査を担当するホテルスタッフに子どもを見ていてもらう

②すでにシンガポールで生活している夫を滞在ホテルに呼び出し、P C R検査の間だけ子どもを夫に見ていてもらう

③タクシーを利用してP C R検査を行なっている病院でドライブスルー受診する。(交通費自己負担)

④シッター付きの病院に移動して子どもを診てもらいP C R検査を受診する。(交通費自己負担)

ちなみに、隔離されるホテルによっては、PCR検査の会場を設けておらず、そもそも外部で受ける選択肢しかないところもあるようです。

私が希望したのは①。最も母子にとって負担が少なかったからです。

しかし、ホテルに相談すると返答はN O。ホテルには政府から隔離に関する通達があり、子どもの面倒を見ることはできないと言われたそうで、政府の担当者(MOM)とホテルの間で言っていることが異なり、混乱しました。ホテル曰く、上記②も不可能とのことでした。

その後、政府からは「①を希望する場合ホテルと交渉するしか方法はない」と言われたので、ホテルと直前まで交渉に交渉を重ね、滞在するホテルで朝一番乗りでP C R検査を受診するということを条件に、子連れで①滞在するホテルでのP C R検査受診が叶いました。ホテルによっては最初から①を認めてくれたところもあるようですが、もし、滞在するホテルからわたしと同じようにNOと回答された場合、このような内容で交渉してみるのも一つの方法だと思います。

息子が一人でホテル内を動きまわらないようにベビーカーに乗せてマスクを付け、一人でじっと待つことができるようにスマホで好きなアニメを見ていてもらうという対策を取った上で、会場となる部屋の外でPCR検査の際に案内してくれた関係者に近くで見ていてもらいました。

検査自体はほんの5分程度で終わり、アクシデントもなく息子はお利口さんにベビーカーで待っていてくれて助かりました。

 

Q.隔離中にサプライズ!?

A.隔離中は大変なことも多かったのですが、良いこともありました。隔離中に誕生日を迎えたのですが、昼ごはんを食べた後の時間に部屋のチャイムが鳴ったんです。なんだろうなと思って扉の外を見ると、扉の向こう側に明るい色の貼り紙がしてあって、よく見ると「ハッピーバースデー」と書いてあったので驚きました。ホテルからのサプライズです。

扉のすぐ横には食事が置かれる椅子が置いてあったのですが、その上にぬいぐるみとケーキとメッセージカードが置いてあって、カードの裏にはホテルのスタッフの方々から誕生日をお祝いするメッセージが添えられていました。(当日の様子はココにも書いています。)

シンガポールは言わずと知れた多民族国家で多様性を重視する国ですが、隔離中の外国人客に対してこんな粋なサプライズをしてくれるのかと、じんわり心があったかくなりました。

引越しから隔離中大変なことも多かったですが、このサプライズは本当に嬉しかったです。この他、夫の友人が息子のために絵本や大人の癒しにT W Gの紅茶を届けてくれたこと、友人達からのメッセージに大変励まされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.隔離中に持参して良かったもの、まとめ

 A.

・フリーズドライの雑炊、味噌汁、レトルトで好きなもの

(⇨適当に買うのではなく、事前に一度買って試食してみて気に入ったものを買うのが良い。短いようで長い14日間、食は本当に大事。)特に隔離中野菜不足になるのでフリーズドライなどででも野菜を摂取できるのは貴重でした。

・旅行用の部屋干し用洗剤、柔軟剤、100均の折り畳めるランドリーバスケット、アタックのどこでもふくろでお洗濯、クリップ付き物干しロープ(毎日の洗濯&部屋干しで必需品だった)、ミニボトルに食器用洗剤、小さいスポンジ

・普段入浴剤を入れてお風呂に入る方は入浴剤(シンガポールのコンドミニアムは浴槽が無い家が多いので渡星後最後の入浴チャンスになるかも!?)

・子どもと遊べるもの。かさばらないおもちゃなど。(クレヨンやスケッチブックなどはデリバリーを頼める家族がいればシンガポールのダイソーなどで簡単に手に入ります)

📷ボーネルンドで購入したおもちゃ。親子で一緒に遊べるもので軽くてかさばらないものがおすすめ。

隔離中最も2歳児が喜んだ遊び風船と圧縮袋で作った「バルーンマット」です。風船を圧縮袋に入れてホテルの掃除機で吸引して作りました。風船はただ膨らませたり萎ませたりするだけでも楽しいですし、お風呂に浮かべて遊ぶのも楽しいですし、色んな遊びに使えて良かったですhappy02.gifheart02.gif

Q.隔離中の宿泊費は・・・

基本的に自己負担(会社によっては会社が負担してくれる)(2020年9月時点)。

14泊15日間1日3食、P C R検査費用も含めて大人一人当たり総額2186 S$(2020年9月時点)。日本円にして17万円くらいでした。

どのホテルに泊まっても負担額は一律です。

Q.隔離中一人で育児が困難な場合

A.私と同じ時期にシンガポールに渡星してきた2人の幼児を育てる友人は夫の会社を通して政府に申請し、先にシンガポールに住んでいた夫も一緒に合流し、14日間家族全員で隔離施設で過ごすことができたそうです。コロナ禍で元々在宅勤務になっていたため、このような方法も取れたようです。夫の費用は会社負担とならず完全に自己負担となったそうですが家族で相談してこのようなケースも選択できるということがわかりました。

Q.あなたの“お気に入り”をスーツケースに詰め込んで

A.これまで、あまり香りに拘って生活をしたことがありませんでした。しかし、隔離中しんどい時に自分を癒してくれたものが意外にも“香り”でした。日本に住んでいる時から使っていたお気に入りの柔軟剤の香りが洗濯物から漂ったときや子どもとのお風呂タイムの時に入れた入浴剤の香り、大好きな紅茶の香りに心が安らいだんです。

人によってそれぞれ癒されるものは異なると思います。だけど、自分のお気に入りのものを持っていくというのは非常に大事だと感じました。子どもにとってみたらそれは大好きなぬいぐるみかもしれないしおもちゃ、ゲームかもしれない。子どもも大人も同じ。特に引っ越し前などはかなりバタバタしてしまうので、この辺りのものは後回しになってしまいがち。だけど14日間一歩も部屋の外に出られないという非日常の中でいかに自分自身や子どもがストレスなく過ごせるかということを考えた時これらのアイテムはとても大事だと気付かされました!

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隔離終了日、私たちが解放されたのはホテル到着時に案内された隔離専用の入り口だった場所でした。そこで息子が7カ月ぶりにパパと再会し、その翌日息子の願い通り3歳の誕生日を家族全員で迎えられたことは何よりの思い出になりました。家族の絆についても考えさせられた一年でした。(ココにも隔離終了日の出来事について書いています)

📷走って迎えに来たパパと息子の再会の瞬間

去年の今頃はコロナによる隔離生活なんて誰も想像できなかった、そんなことが2020年に起きました。変異種なども出現し、今の状況では来年もしばらくは海外渡航の際隔離が続くことが予想されますが、来年の今頃はどうかコロナが収束して元の生活に戻っていることを祈るばかりです。

2020年、ブログを読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

皆さまにとって2021年が希望に満ちた年となりますようにshine.gif

良いお年をお迎えくださいclover.gif

📷隔離終了後、部屋の前で記念撮影(隔離が終わるまでサプライズの貼り紙がありました)

Official Blogger眞方富美子
夫の駐在帯同で2020年9月、3歳目前の息子を連れて初のシンガポールへ。2週間の隔離施設滞在を終えて、ようやく始まった新生活。鮮やかな花に彩られ、独自の文化を持つ魅力いっぱいのこの国で知りたいことが沢山!お得な生活情報、グルメ、美容、子育て……、日々の暮らしで気になるシンガポールのあれこれを母、主婦、女性目線で直撃レポートします。一緒にシンガポールライフを楽しみましょう♪
この記事を書いた人
眞方アナの教えて!シンガポール vol.9 後編