編集部ブログ シンガポール生活情報 眞方富美子

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2022月4月1日(金)

Lazada詐欺に御用心! 後編〜シンガポール国内で急増する詐欺の実態と対策〜

先日、オンラインショッピングLazadaを名乗る詐欺に遭った体験をもとに、その手口について前回のブログでご紹介しました。普段から気をつけて生活しているつもりでも、その時の様々な状況で結果的に騙されてしまいました。

後編では、万が一詐欺に遭ってしまった際に取るべき行動や詐欺を未然に防ぐためにできる対策について詳しくお伝えしたいと思っています。pencil.gif

 

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私たち夫婦が最初にとった行動

私たち夫婦は詐欺集団に、クレジットカードのセキュリティコードとワンタイムパスワードを教えてしまいました(経緯について詳しくは前編をチェック)。しかし、その後すぐにこれが詐欺だと気づき次の行動に出ました。

夫はすぐにクレジットカード会社に電話するとともに同時並行で当該カードを作った銀行に駆け込み、ラザダに登録しているクレジットカードをはじめ、契約中のすべてのクレジットカードを凍結しました。

電話を切ってクレジットカード凍結までかかった時間は30分以内だったと思います。対応が早かったためか、幸い損害額はゼロで済みました。

気づくのがもしもっと遅かったら大変な被害に遭っていたかもしれないと思うとゾッとします。

ハッキングされていたLazadaアカウント情報

ふたを開けてみると、私のラザダのアカウント情報はハッキングされており、

名前、住所、登録E-mail クレジットカードナンバーなどアカウントに登録した情報がすべて抜かれていたのです。

詐欺集団との電話を切った後、ラザダのアプリを開くと、実際私のアカウントで複数の注文が行われていたことがわかりました。

私はその場でアプリ内で注文された商品を全てキャンセルして、すぐにアプリのアカウントから登録情報を消去しました。

Lazadaのアカウントを乗っ取られて注文されていた品々。

詐欺被害にあった時の対処

偶然にもその日、在シンガポール日本国大使館の方とお話しする機会があり、シンガポール国内で詐欺被害に遭った時の対処について改めて尋ねました。

詐欺被害に遭った時、何よりもまず一番にするべき行動は対象となるクレジットカードを止めることです。一秒でも早くカード会社に電話すること、近くに契約した銀行などがある場合はそこに駆け込むこと、これが先決だそうです。

その後、被害がある場合は警察に連絡することになりますが、+65からの電話番号でかかってきた詐欺の場合、そのほとんどが海外からの犯行のため犯人を検挙するのは相当難しいようです。そのため特に+65からの番号には注意が必要です。

 

+65から始まる8桁の番号のほとんどが詐欺

今回私が受けてしまった電話も+65からはじまる8桁の番号でしたが、シンガポール国内で電話を受ける時に+65の表示がでている場合、詐欺の電話である可能性が非常に高いそうです。+65以外にも+が頭につく電話も詐欺の可能性があります。海外からの電話は詐欺の可能性が高いと考えた方が良さそうです。もちろん全てを完全に無視することはできませんが、仮にこのような番号からかかってきた場合は十分気をつけましょう。

 

電話でワンタイムパスワードやクレジットカードの情報、口座番号を聞かれたら→「詐欺」

私自身、慌てて電話に出てしまい、詐欺集団の巧妙な手口にうまくやり込められてしまいましたが(相手は早く対応するように何度も言ってきます)、決してワンタイムパスワードやクレジットカードの情報は教えてはいけません。

まず、電話やメッセージで口座番号などを聞かれた場合は、相手の確認ができないので決して教えないでください。

仮にアカウントがロックされているなどと言われて心配であれば、一旦電話を切って自分で代表電話などを調べて電話してください。

それから、決して相手が教える代表番号にはアクセスしないでください。同じ詐欺の仲間が出る可能性が高いです。

他にもD B SやO C B Cなどの銀行のなりすましやSingtelなどの電話会社、Singpost、さらにはM O H、I C A(入国管理局)などの政府機関からの連絡など手口はどんどん変化しますのでまた新しい手口が出る可能性があります。

地元紙で最近I C Aを装った詐欺の手口について報じており、I C Aが注意喚起しています(ここをチェック)。

Facebookページより。ICAもSNSなどで詐欺電話への注意を呼びかけています。ICAコールセンターの番号に似た「+65 6391 6100」からの着信に御用心。

詐欺集団は心理的に追い込むのも上手いですが、“すぐに対応しなければいけない”ということはほとんどありません。クレジットカードやワンタイムパスワードを聞かれたら詐欺だと思ってください。

焦った時も必ず一旦電話を切って知人や家族、警察などに相談する、もしくは自分で正式な代表電話などを確認して自分から代表電話をかけるなど冷静に対応を考えるのが良さそうです。

 

詐欺の流行は繰り返される

大使館の方によると、私が今回経験したラザダ詐欺去年の9月から10月にかけてシンガポール国内で被害が確認され、実際シンガポール人の方も被害に遭っているとのことでした。

このような手口というのは一時期続き、その後一旦落ち着きますが3ヶ月から4ヶ月経った後同じ手口が繰り返されるのだそうです。

実際、私の周りでも最近シンガポールでラザダ詐欺に遭った日本人の方がいたので、もしかすると皆さんの周りでも同じような被害を受けた方がいるかもしれません。

 

去年シンガポール国内で犯罪率が増加、その半数が「詐欺」

治安が良く犯罪が少ない印象が強いシンガポール。

しかし、シンガポール警察(SPF)によると、去年(2021年)シンガポール国内における犯罪の件数は4万6196件。前の年に比べて9000件ほど増加しています。コロナ禍のシンガポールで全体的に犯罪率を押し上げる要因となったのが・・・そう、詐欺の急増です。

驚くべきはその内訳。犯罪の5割、つまり去年起きた犯罪の半分以上が「詐欺」なのです。

コロナの状況を利用してオンラインを利用した詐欺師が手を替え品を替え巧妙に誘ってきます。

いざというときも冷静に対処できるようにしておきたいものです。

 

詐欺の被害を未然に防ぐために

普段の生活で少しでも詐欺からの電話やメールをブロックしたい!

そんな時に有効なアプリを一つご紹介します。

「S CA M S H I E L D」

公式にシンガポール警察が情報提供しているスマートフォンのアプリです。

シンガポール在住の方はダウンロードできます。

警察のデータベースをもとに違法な電話番号やS M Sの送り主からの着信を自動的にブロックしてくれるというもの。

自分の登録した番号が勝手にブロックされることなどはなく、実際にアプリがブロックした電話番号やS M Sは別途確認できるようになっています。

ただ、アプリをダウンロードしたからと言って詐欺電話やSM Sを完全にブロックできる訳ではありませんので引き続き注意が必要です。わたしもダウンロードして使っていますが、設定後も+のついた番号から時々電話やSMSが届きます。

実際、日々どんな詐欺が繰り広げられているのか、その手口についてはシンガポール警察(SPF)Scam AlertNCPCのwebサイトで公開されていて誰でも簡単に確認できます

私の身の回りだけでもWhatsAppのビデオコールからシンガポール警察を偽った詐欺や国際ロマンス詐欺、M O H詐欺、偽の求人などにあった人たちがいます。

普段からその兆候を知り、身を守る方法をご友人やご家族皆さんと話し合うことで防げる詐欺はあると思いますflair.gif。このブログがそのきっかけになれば嬉しいですwink.gif

 

Official Blogger眞方富美子
夫の駐在帯同で2020年9月、3歳目前の息子を連れて初のシンガポールへ。2週間の隔離施設滞在を終えて、ようやく始まった新生活。鮮やかな花に彩られ、独自の文化を持つ魅力いっぱいのこの国で知りたいことが沢山!お得な生活情報、グルメ、美容、子育て……、日々の暮らしで気になるシンガポールのあれこれを母、主婦、女性目線で直撃レポートします。一緒にシンガポールライフを楽しみましょう♪ 個人インスタ:@fumiko_magata もチェックを
この記事を書いた人
眞方アナの教えて!シンガポール vol.32