シンガポールで旧正月を楽しむ(2月編)
やってきました!旧正月シーズン。皆さん予定はもう決まりましたか?
シンガポールでお祝い月最後の月となる、チャイニーズニューイヤー(CNY、旧正月、春節、Lunar New Yearとも)の始まり。シンガポールは7割がチャイニーズ系と言われており、この時期が島内で一番盛り上がる月ともいえるでしょう。
街には干支のトラをモチーフにしたものや、入り口や天井からつるされた赤いランタン、「福」「財」などおめでたい言葉。赤い服があちこちで売られ、店内には明るい音楽が流れます。当日はみなさんおめかしして、家族でお出かけします。せっかくシンガポールにいるのなら、家族や気に合う仲間と一緒に楽しく過ごすのが、シンガポール流。美味しいものを食べて元気な1年にしましょう。
旧正月を祝う食べ物
旧正月ならやっぱり気になる、魚生「ロウヘイ(イーシェン)」。
魚生「ロウヘイ(イーシェン)」とは?
魚の刺身やナッツ、野菜が具のサラダのようなもの。大人数で皿を囲み、声をかけながら高く高く、お箸ですくいあげます。この動作を表す広東語が、漁師が魚のアミを引き寄せる語と想起されることから、持ち上げるのが高いほど運を引き寄せられる、と言われています。チャイニーズレストランのメニューでも登場しますよ。またはご自宅で試してみてもよいかもしれません!
また旧正月定番の水餃子を作って、日本の年越しそばのように楽しんでも。丸く包むのが本場流だそうです。みんなでお家で餃子パーティーしてもいいですね。他にも、デリバリー・テイクアウト特集でメインディッシュやサイドをオーダーしても◎。アジア料理もオススメ!
外でオトクに食べるなら、チャイニーズレストランはサイトのカテゴリからチェック!イタリアン大特集で、贅沢なお肉に赤ワインを合わせるのはどうでしょう?お祝い気分がさらに上がるかも。
🌕旧正月を祝うお菓子
タンユエンとは?
こちらのボール状のゆでた餅菓子、タンユエン。中にはあんが入っていて、透明の甘いスープと共にいただく温かいデザート。中国の北方では、ユエンシャオといい、ひと回り大きいです。旧正月の最後の日(正月十五日)に頂くそうで、チャイニーズレストランのメニューのほか、下のようなタンユエンはスーパーの冷凍食品売り場にも。ゆで立ては中のあんがとても熱いのでご注意を!こちらは美味しかったですよ~。
▼黒ゴマあんのタンユエン
▼開けるとこんな感じで、白ごまも別添えでついていました
また洋菓子屋さんにもおめでたい言葉やモチーフのケーキが並びます。こちらは2021年の旧正月バージョンのカップケーキ、おめでたい赤&お金&漢字の三拍子。柑橘系は金柑(きんかん)あるいはみかんモチーフも。
なぜ柑橘類がおめでたいの?
「金柑」の金に加え、「桔」の文字に「吉」が含まれるため、富と繁栄をもたらすめでたいものなのだそう。お店の軒先に柑橘類の植木を飾ったり、店舗のディスプレイ、タクシーの運転席やレジ近くに2つペアにして並べたりします。
柑橘類はスーパーでも手に入ります。買ってお世話になっている人へ配るのはいかがですか~🍊
こっちはパイナップルの飾り🍍かわいいですね!スタッフが住むマンションの入り口にも飾ってあります
パイナップルの釣り飾りは台湾などでも一般的で、もともとはパイナップルの台湾語「オンライ」が、「旺来」(服を呼び寄せる)から来たのだとか。お土産記事でも紹介したパイナップルケーキもいかが?
㊗️この時期ならではのグッズ
アンパオって?
こちらはアンパオ(紅包、ホンバオ)の封筒。実際には旧正月にお金を入れて人に渡します。アンパオをもらえるのは独身の人のみだそう。あるいは会社から従業員にあげたりもします。切り紙風のデザインがおしゃれですね。日本のお年玉よりももっと広範囲で、臨時ボーナスを表す中国語でも、この語は使われるんですよ。
竹の観葉植物Luckey Bambooもスーパーで見かけますね。竹は、その生命力の強さから繁栄のシンボルとして大事にされてきました。「竹」(zhu)の発音が「祝」(zhu)に通じることから、祝福の意味もあります。赤いリボンでおめかしした竹、ちょっとかわいい~!
チャイナタウンには赤い釣り飾り専門のお店も。切り飾り、お菓子など赤色や金色のおめでたいものに溢れています。テンションが上がりますね。
番外編)
以前デリバリーピザのおまけでもらった、ジエンチウ。バレーボールやバドミントンなどのようにお互いにネットを挟んで向かい合い、これを足でけり合うスポーツだとか。皆さんご存知でしたか?この赤もおめでたい赤!
旧正月のチャイナタウンの名物
チャイナタウンの各通りには赤い飾りやお菓子、お土産など多種多様なものが売られています。今年はちょっと人ごみを避けつつ、楽しみたいものですね!遠くから写真を撮っても素敵ですよ。
▼Buddha Tooth Relic Temple and Museum。遠くからでも目立ちます!
▼軒先の飾りつけ
▼ドラゴンも飾られています
▼シンガポールでおなじみ、大通りを挟んでショップハウス間を橋渡しするようにつるす飾り。トラとパイナップルがかわいい
▼ニューブリッジロード沿い、毎年恒例の干支の巨大モチーフ。今年はカワイイというより勇ましいデザイン。この時間帯はたくさんの人が立派なカメラで撮影していました
▼People’s Park Centreの赤いランタン。実際に見るとサイズが大きく、遠くからも目立ちます
いかがでしたか?
旧正月はシンガポールにいる今だからこそ、盛大に楽しめるイベントです。皆で楽しくお祝いして、2022年も元気に過ごしましょう!
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