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東南アジア滞在歴11年!CHICAのシンガポールでじゃらんじゃらん vol.5

イスラム教の祝日、ハリラヤプアサ

みなさんこんにちは。オフィシャルブロガーのCHICAです。

今週末はシンガポール数少ない4連休ですね。規制も大幅緩和されたことですし、やっとやっと日常が戻りつつ嬉しい♪

ところでこの4連休の祝日は何の日かご存知ですか?

5/1はメーデー
5/3はハリラヤプアサというイスラム教の祝日です。

さすが多国籍国家シンガポール、先日はイースターでキリスト教の祝日でしたが、今回はイスラム教の祝日です。

さて、このハリラヤプアサってどんな日なのでしょう。
私も全くの無知でしたが、イスラム国家インドネシアに住んでいて、いろいろ知識をつけましたのでご紹介したいと思います。

まず前提に、ハリラヤの前の約一ヶ月はイスラム教徒は断食をしています。(この期間の事をラマダンと言います)
ラマダンの時期はイスラム暦9月に合わせているために毎年少しづつ早くなります。
我が家のインドネシア人のヘルパーさんもシンガポールに住んでいながらも断食(プアサ)をしていますよ。

プアサとは夜明けから夕方まで飲食、喫煙をしないこと。ただし、体力の弱い人、子供、老人、病気の人などはしなくてもいいです。

この暑い国で飲まず食わずはどうなんだろうと思いますが、小さい頃から徐々に慣らしていくし、ハリラヤの前にイスラム教徒の一体感がうまれ、みんなで乗り切って行くので辛くはないそうです。(とは言ってもね。と一緒に住むイスラム教の人には少し気を使いならが生活していますが。)

何のためにするのか→忍耐を学ぶ。自己の浄化。貧しい人のつらさ、困難さ、気持ちを知るためだそうです。

約一ヶ月によるラマダンを終えた後の祝日をハリラヤプアサといい、日本のお正月とお盆が一緒に来た感じの祝日となるのです。シンガポールでは一日の祝日ですが、イスラム圏の国になるともう少し長い連休となり、多くの人が故郷に帰り家族と過ごします。

シンガポールの旧正月や日本のお正月に似た文化ですよね。
ジャカルタ時代はハリラヤの前になると街中がソワソワした雰囲気になって、日本のお正月を重ねていました。

シンガポールでもマレー系の多く住むゲイラン地区やアラブストリート近辺ではブカプアサ(一日の断食明けの食事)に向けマーケットが行われています。ここ2年はコロナで開催されていなかったので、久しぶりの再開にとーーーーっても賑わっているみたい。いまだに訪れたことがないのでいつか行ってみたいなぁ。

もし周りにイスラム教徒の人がいたら、この時期は断食による配慮として、一日の断食明けに食べる物(フルーツやデーツがおすすめ)の差し入れをしたり、ハリラヤに向けてのプレゼントなんかを用意するのもいいかもしれません。

もちろん我が家をいつも助けてくれているヘルパーさんにボーナスをあげました。そのお金で家族にプレゼントを送ったみたい。

イスラム教徒はシンガポールで15%ほどいると言われています。

日本にいたらあまり触れる事のないイスラム教にこの国にいるうちに少し触れてみるのもいい機会ですね。

Selamat Hari Raya!


Official Blogger CHICA

夫の仕事につき、東南アジア在住も早11年目へ突入。当初2人きりだった生活はいつの間にか4人家族へ。狭い狭いと言われるシンガポールでもまだまだ新しい発見を探す日々。お料理にショッピングにスポーツに美容、好奇心旺盛な子育て主婦のブログ。海外生活のあれこれをレポート!

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