眞方アナの教えて!シンガポール vol.53

約5年間の感謝を込めて〜お気に入りのポピアのお店をご紹介〜

皆さんこんにちは。すっかりご無沙汰となってしまいましたが、お元気でお過ごしでしょうか?

2025年4月、夫の帰任に伴い、約5年過ごしたシンガポールを離れ、本帰国しました。これまで私の記事を読んでくださったMangosteen Clubの読者の皆さん、ありがとうございました。

約5年ぶりに東京に戻り、4月、散り際の桜を拝むことができました。

シンガポールは物価が高かったですが、東京のスーパーでは、5年前と比べて思った以上にあらゆる食品の価格が上がっていて驚いています。

シンガポールでローカル幼稚園を卒園し、インターナショナルスクールに通っていた息子は、7歳になりました。初めての日本での小学校生活で、新しい環境に慣れようと本人なりに頑張っています。

帰国に利用したANA便では、客室乗務員の方たちが私たち家族のためにサプライズで本帰国をお祝いしてくださいました。予想外の出来事に家族一同感動。

さて、私がMangosteenClubと出会ったのは、2020年9月。当時はコロナ禍真っ只中でした。

夫が入国した後すぐに行われた感染封じ込め政策、「サーキットブレーカー」。シンガポールへの渡航がなかなか許可されず、夫が渡星して7ヶ月後、当時まだ2歳の息子を連れて、母子で大荷物とともにシンガポールにやってきました。空港に着くなり、行き先も分からないまま大型バスで隔離施設(ホテル)に連れて行かれ、2週間息子と共に過ごしました。

そこで、夫が隔離先のホテルに差し入れしてくれた最初の雑誌がMangosteenClubでした。(2020年は毎月誌面が発行されていました。)

当時、ずっと続けてきた仕事を一旦離れ、コロナ禍という先の読めない状況で海外で生活するのは不安な気持ちでいっぱいでした。そんな中、MangosteenClubに書かれていた日本語での美味しいシンガポールのお店の情報は、隔離生活中、新しい生活への希望を感じさせてくれるものでした。その時、誌面で見たブロガー募集の案内がきっかけで、オフィシャルブロガーを始めました。

実際、初めての海外生活で自分が困ったことや知りたい!教えて!と思ったことから、自ら体験してブログで共有したいという思いでこれまで書いてきましたが、ブロガーになったことで貴重な経験をさせていただくことができ、心から感謝しています。

時々、読者の方から感想をいただくこともあり、「旅行の時に助かったよ!」とか「同じルートで試してみたけど、子どもがとても喜んだよ」など、ありがたいお言葉をいただき、MangosteenClubを通じて沢山の方と繋がれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。

読者の中には、ここ数年以内にシンガポールにやってきたという方も多いかもしれないので、少し来星当時のことを振り返りたいと思います。

世界中から多くの観光客が訪れるシンガポールですが、2020年から約2年間はコロナの影響もあり、街中は今のシンガポールとは全く異なる様子でした。

2020年は中心部であるオーチャードでさえ街中はガランとしていました。コロナ禍では、商業施設など建物の中に入る時、出入り口はかなり限定されており、出入り口では、毎回政府の準備したQ Rコードを読み込んで個人情報を登録して通過するといった、いわゆる政府の管理下にいるような対応でした。建物の出入り口には改札のようなものなども設置されていました。目の前にショッピングモールの出入り口はあるのに、大半が閉じられていて迂回しなければなりませんでした。

ホーカーセンターや街中のフードコートなどは、ソーシャルディスタンスを保つためにテーブルや椅子に赤や白のテープが貼られ、今と全く異なる景観。マスクの着用も義務化されていて、違反したら罰金、外出の際の人数制限などがありました。

一方で、当時、国内旅行“ステイケーション”が流行っていました。外国に気軽に訪れることができない中、お手頃価格でマリーナベイサンズなど国内の高級ホテルに宿泊できたのは良い思い出です。

マリーナベイサンズ屋上プールにて(2022年2月)

あれこれ思い出すと、色々と書きたい内容が止まりませんが、

今回はシンガポール生活終盤、私がハマっていたローカルフード・ポピアのおすすめしたいお店についてご紹介します。

ポピアって何?

ご存知の方も多いと思いますが、ポピアとは、いわゆるシンガポール風の生春巻きのことです。小麦粉を使ったクレープ生地にエビや野菜、卵、砕いたピーナッツなどが巻かれています。

春巻きのルーツが中国にあると言われているように、ポピアも中国の食文化の影響を強く受けていて、シンガポールやマレーシアなどで古くから親しまれているニョニャ料理の一つでもあります。一口にポピアと言っても、お店によって使用する具材や味付けが少しずつ異なるので、ポピア巡りで違いを知るのも楽しいかと思います。

お気に入りポピア①Souperstar

まずご紹介したいポピアのお店はこちら。

交通アクセス、価格、味、全ての面で花丸! Souperstar Guoco Tower店です。

Souperstarは島内に5店舗ありますが、ここはM R Tタンジョンパガー駅直結のGuoco Towerの中に入っていて、駅改札出てすぐ!駅から雨でも濡れずにお店にたどりつける便利さも魅力。ベビーカーでも安心してアクセスできてファストフードの感覚で手頃な価格でポピアが楽しめます。提供も早いので、あまり時間がない時などにもサクっと食べられるおすすめの場所です。

特に私が好きなメニューはSweet Thai Chicken($5.80)。辛いものが苦手な人も安心して食べられます。

Comboを選べば、スープと飲み物がセットでついてきます。私のお気に入りはBoston Clam Chowderとライチティーのセット。ここはスープもライチティーも安定の美味しさです。ぜひお試しあれ!

📍Souperstar Guoco Tower店

 7 Wallich St, #B2 – 31 Guoco Tower, シンガポール 078884

お気に入りポピア②My Cozy corner

ライブ感あり!ポピアが巻かれていく様子を間近で見たい!そんなあなたには

まるで“家庭の味”のポピアがいただけるMRTタンカーキー駅近くのMy Cozy cornerがおすすめ。

ショッピングモールの隅にあるこじんまりしたお店で席が少ないので、もし店内で食べたいならお昼で混雑する前に訪れるのがGood!テイクアウトも対応しています。

小麦粉を使った生地の上でポピアが巻かれていく様子が目の前で見られるのもこのお店の魅力の一つ。

まるでおばあちゃんが作ってくれたような家庭的で優しいホッとする美味しさのポピア。ここはKueh Pie Teeも美味しかったです。

📍My Cozy corner

587 Bukit Timah Rd, #02-02 Coronation Plaza, シンガポール 269707

お気に入りポピア③Po Restaurant 

ポピアの美味しさにすっかりハマり、自分でポピアを巻いてみたい!そんなあなたには

オシャレなポピアの名店Poはいかがでしょうか?

初めてでも大丈夫。店員さんが親切に教えてくれる上、ポピアの巻き方を書いた紙を配ってくれるので、女子会などでワイワイ利用するのも楽しそう!自分の好みの具材で分量を調整しながら巻き上げたポピアはやっぱりオイシイ!

📍Po Restaurant

 320 Havelock Rd, シンガポール 169628

お気に入りポピア④Spring court

約100年、シンガポールで長い間愛されている名店のポピアと言えば、

Spring courtSpring Court Traditional Popiah($9.80)。

元々中国の厦門から渡ってきたオーナーが開いた中華料理店で、二代目オーナーの時から長年愛され続けているメニューのポピアは、King Mackerelという白身のお魚が入っているのが特徴。

ピリッとした辛さのポピアで一本が大きいので、グループで訪れて他の料理も楽しみながらいただくのも良いかもしれません。点心も美味しかったです。

地元の人にとても人気の店で、訪れたこの日、平日昼間、広い店内がほぼ満席でした。

シンガポールドル札の顔ともなっている、あの大統領も訪れた名店で写真が飾ってあります。

📍詠春園Spring court

 52-56 Upper Cross St, シンガポール 058348

その他:個人的No.1ポピアのお店 BiBi’s Popiah(マレーシア・イポー) 

元々ポピアをシンガポールで食べたことはあったものの、ポピアにハマったのは、美食の街と言われているマレーシア・イポーで、シンガポール人の友人からおすすめしてもらったポピアの人気店を訪ねたことがきっかけでした。

もし、イポーに旅行する機会があれば、ぜひBiBi’s Popiahのポピアも試していただければと思います。サクサクの食感&味ともに個人的には最高です。

📍BiBi’s Popiah 

18, Lengkok Canning, Taman Canning, 31400 Ipoh, Perak, マレーシア

イポーはシンガポールから直行便が出ていますし、クアラルンプールからマレーシアの鉄道(KTM)で2時間半ほどで行けるので、マレーシアのK L旅行ついでに行くのもおすすめのルートです。

ぜひ、皆さんもシンガポール滞在中、あなたのお気に入りのポピア、そしてローカルフードを見つけてみてください。

日本での生活が落ち着いたら、また記事を通して皆さんと繋がれたら嬉しいです。きっと読者の方の中には、私と同じように期間限定でシンガポールに住むようになった方も多いと思います。どうか滞在中、シンガポール生活を存分に楽しんでくださいね。

皆さんのシンガポール生活が、充実した素晴らしい時間となりますように!

Instagram:@fumiko_magata

Blog: ameblo.jp/magatafumiko

 

 

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