子育てスペシャル プレママ・パパ向け

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2019月3月15日(金)

出ない!出過ぎる!誰か助けて!楽じゃない母乳育児

一児の母で第二子妊娠5カ月目の筆者ですが、娘を産んだ1年目は本当に辛い日々を過ごしました。赤ちゃんを産んだらおっぱいが自然と出て、苦労なく母乳で育てられるんだろうと漠然と思っていたのです。…間違っていました!

全然出なかったのです。

理由はわからないし、思い当たる節がないわけではないのですが、簡単に解決しない!私のように出なかった方や、逆に出すぎで本当に困った方の話も聞きました。もちろん、苦労なく、という方やもっと大変な思いをされた方、千差万別おられることと思います。日本語でなかなか母乳育児に関しての情報やサポートが得られない当地で、先輩ママがどうこの問題に向き合ったのか、実際の声をお届けします!


|先輩ママに聞きました!母乳育児に関するお悩みアンケート


【Question】

1.あなたはの授乳スタイルは?

①完全母乳(完母)②混合(母乳&ミルク)③完全ミルク(完ミ)


2.自分のスタイルが定まったのはいつ頃?


アンケートの中では、約半数以上が完母で、それ以外が混合という結果になりました。完ミの方は少ないですが、そこには体調やお仕事をはじめ、やむを得ない家庭の事情など、様々な要因が考えられます。どれがいい、悪いではなく、そこには色々な思いや事情があって、ママもパパも家族の方もその都度悩みながら過ごした結果。愛情不足、なんてことは全くないのです!

そして大体の人が4カ月ごろまでには自分のスタイル・リズムが掴めるようになったとの回答も。私のように卒乳まで悩みに悩んだ方ももちろんみえます。出ても出なくても悩みの尽きない母乳育児(授乳)ですが、シンガポールで子育て経験のあるママは、どう解決していたのでしょうか?


|出ない!出過ぎる!痛い~!母乳育児の悩みと解決法


様々な悩みがありますが、どのスタイルの授乳でも悩みは尽きないようです。悩みとともに解決法や回避の仕方、心の持ち方のアドバイスを教えてもらいました。



<出なかった悩み>

・完母を意識しすぎで、母乳がなかなか出ず悩んだ

・赤ちゃんが痩せた

・出ないのにもかかわらず、白斑ができたりしこりができた

・どれくらいミルクを足してあげたらよいのかわからなかった

・赤ちゃんがおなかいっぱいにならず、ぐずったり寝てくれない

・授乳回数が多く疲労がたまる

・母乳が足りずミルクをあげるもミルクをほぼ飲まなかった

・当地の専門機関の仕組みが良くわからず頼れなかった


<対処法>

・助産師さんに相談したり(シンガポール・日本)、マッサージに行ったりした

・母乳に良いと聞いた食品や飲み物、サプリを試した

・思い切って粉ミルクを足したらゴクゴク飲んだ

・混合でいいや、ミルクでも大丈夫、と自分に言い聞かせた

・専門機関(KKH、日本メディカルケアなど母乳外来)で詰まりを取ってもらった/赤ちゃんに色々な方向から乳首を吸わせ詰まりを取った

・搾乳機を使って量を計った

・とにかく頻繁に母乳をあげるようにした

・あまりミルクに頼りすぎても母乳が出なくなると思ったので、1日2回ほどにして、寝る前にたっぷり目にあげることで夜中寝てもらった。自分の睡眠時間が確保でき、体力的にも精神的にもかなり助かった

・まだ悩み中

・友人やネットに頼った



<出過ぎた悩み>

・自分や子どもの服、シーツが汚れてしまうことが多々あった

・赤ちゃんの口の中でシャワー状態になって飲ませるのが難しかった

・赤ちゃんが母乳を飲み過ぎて赤ちゃんの体重が増えすぎた

・赤ちゃんが飲み過ぎて嘔吐したときは誤嚥が心配なった後片付けに疲労困憊した


<対処法>

・母乳パッドをたくさん使用した

・汚れてもよい楽な服で授乳した

・先に手絞りすることで圧を抜いてから飲ませるようにした

・飲んでいる量は気にしないようにした(赤ちゃんの体重も)

・たくさん飲んで嘔吐しそうなときはいつもより長めに抱っこしたり、添い乳はやめた

・あきらめた



<その他の悩み>

・乳首が切れ、痛くて困った

・おっぱいがぱんぱんになってしこりができたり、乳腺炎になったりした

・左右差があり、出ないほうにしこりができた

・仕事復帰までの16週間で母乳を増やしたかったのに間に合わなかった

・粉ミルクの値段がシンガポールではとても高い!

・脂肪分が多いものを食べると乳腺炎になるなど、根拠のない情報に惑わされた

・未だに卒乳できていない


<対処法>

・切れたら乳首クリームを塗ったり、ラップをして休ませた

・乳腺炎にならないようマッサージに通ったり、なってしまったら漢方で治した

・入院中に助産師さんや母乳専門の方にたくさん相談した

・仕事中に搾乳して母乳量を増やしたり、母乳は子どもとのスキンシップの時間と割り切るようにした

・日本(マレーシア)から大量にミルクを買ってきた

・母乳のために良い食べ物や飲み物などの情報は仕入れるが、試しつつ神経質にならないように気をつけた

・卒乳のタイミングはその子次第なところや様々な状況・事情にもよるので、好きなだけ吸わせてあげようとアドバイスをもらい、割り切った


|シンガポールでは母乳育児に関する悩みを誰に相談したらいい?


たくさん悩む母乳育児。日本では区市町村にサポート機関が入っていたり、民間のマッサージや母乳外来も充実していたりすいるところが多いですよね。それが日本よりも乏しく、お金もかかるイメージの当地では皆さんどのように対処されているのでしょうか。



先輩ママの回答は


19%のママが当地では相談したことがない、と回答。相談先が見つからず一人で悩むママも多いのでは。大きなローカルや日系の病院には大体授乳について相談できるナース(助産師)のほか、母乳外来があります。困ったら、やはりそこへ相談するのが一番のようです。ただ、日本のようにどこでも日本語でというわけにも、保険が常にきく利く訳でもありません。そこで持つべきはやはり友人!色々な情報を友人を介して教えてもらったり、日本人やローカルの支援団体やグループなどの集まりに参加したりして、同じような悩みを持つママと情報交換をしていたという経験談もありました。そしてなにより、パパや実母や義母などの家族のサポートも大切です。


<シンガポールの主な母乳相談窓口>

[英語]

KKH Lactation Service

https://www.kkh.com.sg/patient-care/conditions-treatments/breastfeeding-give-your-child-a-headstart

・シンガポール最大の母親と子どもの病院内にある母乳外来

※筆者も第一子をここで生みました!そして白斑ができたときには、こちらのラクテーションナースに電話し、マッサージ?搾り出し?で白斑を取ってもらったことがあります!痛かったけど助かりました~!


Breastfeeding Mothers’ Support Group

http://breastfeeding.org.sg/

・ローカルの母乳育児サポート団体


[日本語]

ラッフルズジャパニーズクリニック

https://www.rafflesj-clinic.com/information/mclass20190122/

・専門の医師や助産師を招いての母親学級


日本メディカルケア(グレニーグルス病院内)

https://www.nipponmedicalcare.com.sg/obstetricsgynecology/obstetrics/#headline2

・産科の中の母乳外来


ヘルスウェイジャパニーズメディカルセンター

https://www.nipponmedicalcare.com.sg/obstetricsgynecology/obstetrics/#headline

・日本人助産師さん在籍のクリニック(メディカルトークなどを定期的に開催)


キッズルー

http://www.kizroo.com/

・保育師さんによる子育て相談


※その他、出産した病院(日系、ローカル問わず)で相談可能。専門医師や助産師、日本語でのサポートがあるかどうかは要問合せ


【最後に】



印象的だったのは、「産後直後で自分が頑張らないとと緊張して、こだわりが強くなりすぎていたと思う」と話すママ。「ボトムラインは子どもが健康で安全にすくすく育ってくれること。『まぁいいか』の精神が大事」と言っておられ、本当にそうだな、と納得!意地を張って頑張りすぎていたあの頃の自分に「大丈夫だよ」と声をかけたくなりました。授乳をストレスなく行えることは理想だけれど、一人ひとり違う赤ちゃん、そしてお母さんにはそれぞれのスタイルが。ママと赤ちゃんがストレスなく、健やかに過ごせていけることが一番大事なのだな、と感じる結果となりました。そして、困ったら専門機関や家族や友人に相談しつつ、心と体の詰まりを取っていくことも大切。私も7月に第二子出産を控えていますが、第一子の反省と今回のママたちのアドバイスを踏まえ、リラックスして望みたいです。

プレママ・パパ向け
母乳育児の悩みとその解決法