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| 多くの研究結果が示すように、お口の健康を保つことは、身体全体の健康のためにとても重要です。 歯科の各分野のスペシャリストが揃うクリニック「Specialist Dental」の医師が、それぞれの専門の立場から歯の健康について語ります。 |
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第2回 親知らず、その正しい処置とは by Dr. Ho Kok Sen
青年期に生えてくる、第3の臼歯としても知られる“親知らず”。パノラミック・デンタル・ラジオグラフ(レントゲン)で検査すると、何本の親知らずが、口中のどこにどのような状態で存在しているかがわかるとともに、上下の顎の形や現在生えている歯まで総合的に診ることが可能です。
顎の骨格が小さすぎる場合、親知らずは、しばしば正しい方向に生えてこず、曲がって育ったり、歯茎からずれて生えたり、歯茎と骨にはばまれて出てこないということが起きます。こうした状況においては、親知らずを清潔に保つのは難しく、歯茎や骨に炎症が起きるのも珍しくはありません。そして、親知らずや隣接する歯がいずれもひどい虫歯になってしまい、歯痛や片頭痛、顎の痛みを引き起こします。こうなると、歯根管治療やインプラントを受けることになります。
親知らずが正常に生えてきた場合でさえ、口中の奥深くにあるため、きちんと歯ブラシをかけることが難しく、結局は虫歯になってしまうこともあります。
そこで考えたいのが、早めに親知らずを除去することです。骨にまだ柔軟性があり歯根も短い青少年のうちは、親知らずの抜歯も簡単です。信頼のできる技術の高い医師のケアのもとなら、手術もスムーズで、術後、歯茎がひどく腫れたり、不快な症状もほとんど起きません。
手術は部分麻酔のみ、または、患者の不安感や恐怖感を鎮めリラックスした状態に導く鎮静剤の静脈注射を併用します。患者に麻酔を施し、術中の状態をモニターする麻酔師の立ち会いのもと、手術はクリニック内で行えます。全身麻酔を希望する際は、総合病院や日帰り入院センターなどで行う必要があり、治療費がかさむことになります。いずれにしろ、通常、手術にかかる時間は4本で1時間、2本で30分が目安です。
親知らずの処置を遅らせることは、長期間にわたる痛みや炎症、それに付随する問題の発生率を高めることになります。ある研究報告によると、親知らずを持つ30歳以上の患者は、親知らずおよび隣接する歯の周囲の組織に歯茎の病気を発症するリスクが大変高く、ひいては身体の健康にも影響を及ぼすとされています。また、痛みや炎症などの症状が出るまで放置しておくことも、より複雑な治療が必要となりコストもかかり、回復に時間がかかるので、おすすめできません。このように、親知らずの処置は、虫歯になる前に済ませておくべきではないでしょうか。
親知らずの除去後は、口中全体の健康度が上がるという研究結果もあります。予防こそが最高の治療です。早めの除去で、親知らずに伴って起きるであろう問題の数々も避けることができるのです。
より詳しい情報はホームページで www.specialistdentalgroup.com
■バックナンバー■ 第2回 親知らず、その正しい処置とは by Dr. Ho Kok Sen 第3回 デンタル・インプラント ― 歯がふたたび蘇る by Dr. Ansgar C. Cheng 第4回 乱杭歯には、さようなら by Dr. Francis Lee & Dr.Eugene Chan 第5回 顎関節症について by Dr. Neo Tee Khin |
Dr. Ho Kok Sen |
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